この記事は、アニメ「薬屋のひとりごと」 26話「隊商」について書かれています。
漫画(薬屋のひとりごと、9巻、43話、スクウェア・エニックス)も参考にしています。
こんな人におすすめ
- 25話では猫猫が子猫を捕まえた女性に出会った、続きが気になる人
- 25話の終わりで話していた、隊商が気になる人
- 26話の内容を手っ取り早く知りたい人
26話の内容を簡単に話すと、隊商が宮中にやってきて楽しい雰囲気。猫猫は玉葉妃の買った服に違和感を覚え、妊娠に気づかれないように忠告をします。
猫猫は買い物をしていて、子猫を捕まえた女官と再会。
そして隊商が去った後、宮中では香が流行り、猫猫は毒であると気づきます。
26話の内容をもっと知りたい人はぜひお読みください。
今回の主な出来事
猫猫が注文していた本が医局へ届く。それが閨の本だと壬氏と高順にバレる。閨の本に興味を持つ壬氏に販売元を聞かれ、疑った目で見る猫猫。その後、後宮で大衆小説が流行り、壬氏の思惑だと気づいた猫猫。
ある日、鈴麗公主と散歩に行った際、子猫を見つける。子猫を捕まえたのは、見たことがない女官だった。子猫を世話する猫猫を見に壬氏が来る。猫が好きではない猫猫が、猫好きについて壬氏に話す。壬氏は誰かのことを思い浮かべて、猫好きに共感するようになる。その後、子猫は「毛毛」と名付けられた。
今回の登場人物
- 猫猫・・・花街で薬屋をしていた。現在は後宮で働いている。
- 壬氏・・・宦官。美貌の持ち主で、老若男女問わず惚れられる。後宮で強い権力を持っている。
- 高順・・・壬氏の側近で宦官。まじめで、壬氏の信頼が厚い。
- 玉葉妃・・・上級妃の一人。皇帝の寵愛を受けている。第2子を妊娠中。
- 紅娘・・・玉葉妃の侍女頭。真面目な性格。
- 桜花・・・玉葉妃の侍女
- 貴園・・・玉葉妃の侍女
- 愛藍・・・玉葉妃の侍女
- 梨花妃・・・上級妃の一人。東宮を毒で亡くしている。
- 杏・・・梨花妃の侍女頭
- 小蘭・・・後宮の下女。猫猫と仲がいい。
- やぶ医者・・・後宮の医官。宦官。人はいいが腕はいまいち。
猫猫は服に違和感を覚えた
宮中に隊商が来る。猫猫は玉葉妃の買った服を見て、違和感を感じたのは服のデザインにあった。
猫猫と玉葉妃の侍女たちは、部屋の片付けをしながら、隊商の話をする。
後宮には娯楽が少ないため、みんなが楽しみ。他の妃たちも買い物の話している。
梨花妃も侍女頭の杏に買い物するものを頼む。
その後、杏は侍女から診療所から届いた手紙を受け取り、内容を読んで顔が曇る。
隊商は5日間滞在し、初日は身分の高い人たちが買い物していて、身分の低い猫猫たちは留守番。
小蘭に誘われて、猫猫は最終日に一緒に行く約束をする。
翡翠宮に戻った猫猫は、玉葉妃が買い物したものを侍女たちと片付けだす。
そして、猫猫は買った服を見て、あることに気づく。
袖の付いた着物と胸のすぐ下で帯を締める裾が多い

このタイプ以外の服はなかったのですか?

こればっかりだったわよ。流行りだって言ってたけど
玉葉妃は、そろそろ下腹で帯を締める服はきつくなる時期。侍女たちは玉葉妃のことを考えて買う。
- 玉葉妃の好みとは違う
- 普段ならもっと違うデザインを選ぶはず
- 商人たちが、わざとこのデザインばかりを持ってきたのなら

明日は腰で帯を締めるデザインがあるか聞いた方がいいです
玉葉妃と紅娘は、ハッとして険しい顔になる。

玉葉妃の妊娠は公になっていないのに、隊商が腰で帯を締めない服を勧めてきたのが気になりますね
猫猫は子猫を捕まえた女性と仲良くなる
猫猫は小蘭と隊商へ買い物に行き、子猫を捕まえた女性に会う。3人はお茶をして、猫猫と子翠はあるあ話で意気投合する。
最終日、猫猫は小蘭と隊商を回る。小蘭は商品を楽しそうに見ていて、猫猫は嬉しくなる。
しかし、猫猫は別のことを考えている。
最終日だから、売れ残りを値引き!
買い物をすることが少ない後宮で、ぼったくられないぞ。
猫猫は隊商をまわり、いろいろな香辛料や茶葉を購入。
ある茶葉を買おうとすると、もうひとつ手と声がでてくる。

顔を見ると、子猫を捕まえた侍女だった。
小蘭は女性を見て「子翠」と呼んだ。同じ尚服の侍女で知り合いの様子。
3人は医局へ移動し、猫猫は購入した茉莉花を淹れる。
茉莉花は工芸茶。温めた器に入れて、ぬるめの湯をゆっくり注ぐと、蕾が開く
やぶ医者もお茶菓子を用意して、2人と話し出す。

最近北側で変な臭いがしない?

あっちは荒れているから、水路が詰まったかな
小蘭は子翠に北側へ行くことがあるのか尋ねる。
子翠は虫が沢山いることを話し、描いた虫の絵を見せる。
上手に描いてある絵を猫猫は褒めるが、やぶ医者と小蘭はリアルな画にドン引き。
猫猫は、虫が薬の材料になるので効果を頭の中で考えている。

北の廃墟はでっかい蜘蛛がたくさんいるよ
その話に猫猫は目を輝かせて、子翠と2人で行く約束もし仲良くなる。

猫猫と子翠、お互い変わっていますね(笑)これからの2人の絡みが楽しみです
猫猫は陰謀に気づく
猫猫は洗濯物の臭いから○○に気づき、他の人を嗅ぎまわる。それを壬氏から注意を受けるが、理由があった。
隊商が去った後、後宮では香油が大流行し、香りが混ざってひどい臭い。
女官がつまずいて、洗濯物が猫猫にかぶる。
洗濯物からは薔薇の臭い。
薔薇・・・バラのこと

薔薇の精油は妊婦に悪い影響があるな
ハッと何かに思い当たる猫猫。
猫猫が他の洗濯物の臭いを次々嗅ぐので、女官たちは引いている。
そして、猫猫は流行に流されやすい水晶宮へ向かう。服の臭いを嗅ぐ猫猫は、侍女頭の杏に睨まれる。
猫猫は壬氏から、手当たり次第臭いを嗅いだことを注意される。

相応の理由があります
壬氏に香の名前を書いた紙を見せる。
それは女官たちがつけていた香料や精油の名前で、妊婦に害のあるものばかり
猫猫は玉葉妃に続けていいか確認してから話す。
- 隊商には香油以外に、香辛料や茶葉もあった
- 茉莉花には子宮を収縮する作用がある
- 辛子は妓女の堕胎剤によく使われる材料
- 流産に確実に効くものではない
- 普段使う分には問題ない

出入りの業者は洗えますか?

調べられるが、業者も一つ一つの種類までは記録していないだろう。すべて、検品したのに。

妊婦に害のある香が流行るなんて!不穏な空気ですね
今回のできごとはある事件と似ている?!
猫猫は今回の香と似ている、ある事件の話をして、壬氏たちに注意を促します。
猫猫は、まわりの人に問いかける。

何かに似ていませんか?
香辛料や茶葉などは、後宮にあってもおかしくなく、あまり知られていない副作用がある。

毒おしろい
毒おしろいは、鈴麗公主が病に倒れ、東宮も亡くなった。あれ以来、鉛を使ったおしろいは宮中にない(1期、4話)。

壬氏
「後宮内に毒を持ち込もうとした人間がいるということか」
引用:薬屋のひとりごと 26話

猫猫
「分かりません。私は後宮に毒になりうるものが多くあると分かっただけです。それぞれは毒として扱われるものではありません。
ただ他の妃たちにも注意したほうがいいと思います。」
引用:薬屋のひとりごと 26話
壬氏はすぐに高順に指示する。
夜、説明が終わり、猫猫は厨房で考えをめぐらせる。
- 蘇った翠苓は見つかっておらず、謎が多い(1期、20話)
- 偶然が重なって起きた、柱が落ちてきた事件に似ている
- 猫猫の養父の言葉「憶測で物事を言ってはいけないよ」
- 部屋付きの女官でなかったら給料は少なく、隊商へ行かなかった
- 香が流行らなかったら、妊婦に悪い影響があることに気づかなかっただろう
- 今回の香の出来事は、どこまでが必然でどれが偶然か
猫猫が淹れた茉莉花茶を飲もうとすると、突然壬氏が現れる。

ここから、2人で言い合いをしだして面白いよ
壬氏は猫猫に茶を頼み、話しながら茉莉花の効果を聞く。
猫猫が茉莉花茶の出がらしではなく白茶を用意したのに、壬氏は不服を言う。

猫猫
(子供みたいだな)「茉莉花には違う効果もあります。主に男性側が原因の不妊に」
引用:薬屋のひとりごと 26話

壬氏
・・・(ジトっと睨む)
引用:薬屋のひとりごと 26話

猫猫
皮肉にしては効きすぎた
引用:薬屋のひとりごと 26話
壬氏は怒って、いつのまにか茉莉花茶を飲んで去る。
考察
なぜ隊商は玉葉妃が妊娠しているのを知っていた?
誰かが、玉葉妃が妊娠している情報を隊商に伝えたからだと考えられます。
誰かは分かりませんが、おそらく宮中で働いていて、妃や皇帝の近くにいる人物が絡んでいます。
なぜなら玉葉妃の妊娠は、限られた人しか知りません。知っているのは、重要な役職や権力がある人に絞られます。
そうでなければ、隊商が玉葉妃へ持ってきた服が、妊娠でお腹が大きくなっても着れるデザインばかりなわけがありません。

暗躍しているっぽい人物が登場していないので、今後がとても気になりますね
北側の臭いがするのは何かの伏線?
子翠が北側で臭いがすると話していましたが、なにか詰まっているのだろうという話で終わっています。
何が原因か、はっきり分かっていません。
猫猫と子翠は北側へ虫を取りに行こうと話していたので、いずれ分かりそうなのが楽しみですね。
まとめ
26話では、隊商が後宮に来ました。猫猫は玉葉妃の買った服が、お腹を隠しやすい服なのに違和感を覚えます。
さらに後宮では香が流行り、猫猫は妊婦に害のあるものだと気づく。
- 後宮に隊商が来る
- 隊商から購入した玉葉妃の服が、袖のあるものや胸の下で帯を結ぶものばかりだった
- 隊商は服を流行りのデザインだと話した
- 猫猫は買い物中に、猫を捕まえた女性「子翠」と再会
- 北側で変な臭いがするらしい
- 隊商のあと香が流行し、妊婦に害のあるものがあると、猫猫は気づく
- 今回の香の出来事は、毒おしろいの事件と似ている
- 猫猫は、蘇って見つからない翠苓のことや壬氏が狙われた柱の事件を思い出す
隊商に紛れて、巧妙に妊婦に悪影響を及ぼすものが、後宮に入ってきていましたね。
今回は思いがけない茶や香辛料の副作用が分かりましたね。薬屋の猫猫はいい仕事をしました!
分かっていない謎も多くあり、ますます目が離せません。
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