この記事は、アニメ「薬屋のひとりごと」30話「みたび、水晶宮」について書いています。
漫画「薬屋のひとりごと」(スクウェア・エニックス)10巻、50、51、52話を参考にしています。
こんな人におすすめ
- 猫猫が薬を作っているのがバレたあとが気になる人
- 30話の内容が気になる人
- 30話の内容を簡単に早く知りたい人
30話では、診療所の女官から猫猫に水晶宮の下女へ薬を作って欲しいと頼まれます。下女は変な咳をして、姿を数日みていないということでした。
猫猫はやぶ医者の女官のふりをして、水晶宮に入り、物置小屋に閉じ込められた下女を見つけます。さらに、香が見つかり、侍女頭の杏から話を聞きます。
30話の内容を手早く知りたい方や考察をしたい方は、ぜひお読みください。
記事では話の内容をもっと詳しく、考察や感想を含めて紹介しているので、ぜひお読みください。
主な出来事
猫猫は子翠から幼虫を見せられて、あることを思いつく。宴が開かれ、特使たちは皇帝に近づき、自分を売り込もうとする。宴が終わり、特使たちが馬車で去る際に「月の精」を見せるのに成功。実は「月の精」は壬氏で、光の正体は蛾だった。
暇をしている猫猫は今までの出来事を振り返り、未だに解決していない事件に考えをめぐらせる。侍女の愛藍が風邪をひき、猫猫は診療所に付き添う。診療所では珍しく、年をとった女官が働いていた。帰り道に壬氏に出くわし、猫猫に薬を作っているのをバレないように話すが、年をとった女官に見抜かれていた。
今回の主な登場人物
- 猫猫・・・花街で薬屋をしていた。現在は後宮で働いている。
- 壬氏・・・宦官。美貌の持ち主で、老若男女問わず惚れられる。後宮で強い権力を持っている。
- 高順・・・壬氏の側近で宦官。まじめで、壬氏の信頼が厚い。
- 桜花・・・玉葉妃の侍女
- 深緑・・・診療所の女官
- やぶ医者・・・後宮の医官。人がいいが、腕はよくない。
- 梨花妃・・・上級妃の一人。皇子を亡くした後、床に臥せっていたが回復する。
- 杏・・・梨花妃の侍女頭
下女に薬を作って欲しい
猫猫が薬を作るのが、診療所の女官にバレて頼みごとをされる。その内容は下女に薬を作って欲しいというものだった。
猫猫は、診療所の女官から貸りたいと聞き、お目付け役の桜花と診療所へ向かう。
猫猫が診療所への付き添いで会った女官:深緑と話をする。

賢妃(梨花妃)の下女に薬を作ってもらいたい

どういうことか分かってる!
他の妃の下女に薬を作ることを、桜花が怒る。
- 洗濯場に来ていた顔馴染み
- 以前から倦怠感、微熱が続いている
- 変な咳をしだしたので、休むように勧めた
- その後から洗濯場に来なくなった
- 診療所に来るのは上からの許しがでなかった
- 半月前から下女の姿を見なくなった

あそこの悪いところだ。洗濯の下女が許しを乞うのは侍女だろう
帰る道、桜花と猫猫が頼まれたことを話している。
猫猫、もし下女のことが本当なら早く見つけないと、水晶宮だけの問題ではなくなると考えている。

ちゃんとお伺いをたててから行くのよ
先日香油の事件で、猫猫は水晶宮の侍女たちの匂いをところ構わず嗅いで、壬氏から注意を受けた。

またやっかないことを猫猫は頼まれていますね
猫猫は水晶宮へ潜り込む
猫猫は化粧をし、やぶ医者の付き添いとして、水晶宮に行く。
猫猫だとバレることなく、女官だと思われている。
やぶ医者は東宮を死なせたので、水晶宮の女官たちから快く思われていない。そして、侍女頭の杏が応対する。

賢妃(梨花妃)にお会いしたい

申し訳ありません。梨花さまはお会いしたくないと思います
猫猫が耳打ちして、やぶ医者は壬氏の名前が書いてある書状を見せる。仕方なく、杏は梨花妃の元へ案内する。

相変わらず、化粧をすると猫猫だとバレませんね(笑)
小屋には○○があった
廊下を歩いていると庭に物置小屋があり、その中を開けると○○があった。
廊下を渡っていると、猫猫はやぶ医者に耳打ちをする。
やぶ医者が杏にあれは何の小屋か問うと、普通の物置小屋だと話す。
さらに、最近庭をいじったか問うと、杏は庭師に頼んでいると話す。

杏さま、今日は香をつけているんですね
杏は、女官が香の事件で服の匂いを嗅いできた猫猫だと気づく。
猫猫と杏が話している間に、やぶ医者が物置小屋に走る。それを追いかけようとする杏を、猫猫が止める。

お嬢ちゃん!
下女は瀕死の状態で床に寝かされていた。猫猫はお湯をやぶ医者に用意させ、下女の手当をする。

杏は病がうつらないように隔離するのは常識だと、自分が悪いという素振りはない。

猫猫
ここに入ったとき思い出しました。梨花妃が病で伏せていたとき、まるで病人の匂いを誤魔化すように香が焚かれていたことを
まるで今度は、香の匂いをごまかすように病人が置かれているみたいだ
漫画「薬屋のひとりごと」(スクウェア・エニックス)10巻、51話
猫猫は物置小屋の奥へ行き、箱を見つけて開ける。箱の中には複数の香が入っていた。

堕胎罪を作ろうなんて

猫猫の推理で、下女だけでなく香まで見つかりました!
杏の目的は〇〇
杏に話を聞くが悪気のない様子。猫猫は杏を挑発し自白する。そして、杏の目的が分かる。
猫猫は病人に触れたので着替えをして、杏の尋問の場へ行く。
壬氏、高順、梨花妃、杏、猫猫が集まる。
壬氏が杏に問うが、だんまりの杏。
- 水晶宮の侍女頭
- 梨花妃の従姉妹
- 中級妃くらいになってもおかしくない血筋
- どことなく梨花妃に似ている
- 目を引く誇り高そうな美女
- 美女を一か所に集めて、皇帝の目を引くように、あえて侍女頭でいる

杏は禁止された香を隠し持ち、何かを作ろうとしていた。
しかし、病気の下女を物置に隔離したのは、感染を防ぐためなので罪に問えない。
やぶ医者に診せるのも、位の低い下女だと後回しになる。また、診療所にも下女だと上の許しがいる。
そのため、壬氏は証拠のある物(香)で、罪に問おうとしている。
壬氏が質問すると、杏は話を逸らす。猫猫は黙っていたが、我慢できず口を出す。

匂いを確かめさせてもらえませんか?
猫猫が杏の衣の匂いを嗅ごうとすると、杏は猫猫の頬を叩く。

私に任せてもらえないかしら
猫猫は梨花妃が玉葉妃と似た服(胸の下できりかえしがある服)を着ているのに気づく。
梨花妃は壬氏に罪状を確認する。

杏の狙いが私だけでも?

それはつまり!
杏の狙いは、梨花妃を殺すこと
梨花妃のまわりにろくな侍女がいないのは、杏によって意図的に集められていたから。
梨花妃が杏に話すと、杏は今まで恨んでいたことを話し自白する。
杏は香油が入った箱を、梨花妃に投げつけようとしたが高順に取り押さえられる。
「自分の方が皇帝に相応しい」と言う杏に、猫猫は一言。

猫猫
国母という立場を愛しているように見えましたので、梨花妃と違って
漫画「薬屋のひとりごと」(スクウェア・エニックス)10巻、52話
梨花妃は皇帝を心から慕っているが、杏は国母という立場しか頭になかった。
梨花妃は怒って杏の頬を平手打ちし、解雇する。昔のはかなげな姿はなく、強い女性になった。

梨花妃が杏を平手打ちしたのは痛快ですね
○○があった
猫猫は壬氏から下女がいる場所が分かった理由を聞かれる。それは○○があったから。
壬氏から猫猫は下女がどうして物置小屋にいるのが分かったか聞かれる。

目星はつけていました。病なら離れたところにいると
猫猫は、物置小屋の前にある白い花を指さす。
- 植え方がしっかりしていない
- 以前水晶宮来た時はなく、誰かが意図的に植えた
- 白いおしろい花は、実の中から白い粉が取れる
- 実は堕胎剤の材料になる
- 風水では、緑色と白色を組み合わせたものが健康にいいとされる
- 誰かが白い花を選んで植えたのなら、病人のことを思ってした可能性がある
猫猫と壬氏は意味深な会話をする。
誰が香油は堕胎罪になると杏に教えたのか。誰が香油を隊商に運ばせたのか
猫猫は壬氏が去った後、声をかけてきた下女と話す。
下女は物置小屋にいた子はどうなったか聞き、猫猫は後宮を出ることになったと伝える。
それを聞くと、下女は安心した様子だった。

猫猫のおかげで下女が助かって良かったですね
考察
なぜ深緑は猫猫に下女のことを頼んだのか?
猫猫が薬を作れると知ったのと、玉葉妃の下女だと分かったから。
身分の低い深緑では、水晶宮にいる下女に会いに行くことができません。
そのため、位の高い妃に仕えている猫猫なら、水晶宮の下女に何かしらできると考えて頼んだと思われます。
なぜ梨花妃の服が玉葉妃と似ていた?
梨花妃も懐妊しているのだと考えられます。
梨花妃にも、帝の渡りはあったので妊娠の予想はできますね。
また、お腹まわりがゆったりした服を着ているということは、お腹がでてきたのがわかるので妊娠5か月以上かと思われます。
玉葉妃と出産が近いかもしれません。
誰が香油を後宮に入れたのか?
はっきり誰とは語られていません。しかし、怪しい人物は複数でてきていますね。
- 特使たち
- 子昌
- 楼蘭妃
- 診療所の女官
これから、どうやって黒幕が分かっていくのか気になりますね。
まとめ
30話では診療所の女官から猫猫に、水晶宮の下女を診て欲しいと頼まれました。
そして、水晶宮で猫猫がみつけたのは下女だけでなく、毒になる香でした。
- 診療所の女官:深緑から猫猫を貸して欲しいと頼まれる
- 深緑は猫猫に水晶宮の下女に薬を作って欲しいと言われる。しばらく下女の姿を見ていない
- 化粧をして猫猫だとバレないようにして、やぶ医者と水晶宮を訪れる
- 侍女頭の杏はやぶ医者を宮に通したくなかったが、壬氏の書状を見せられて案内する
- 猫猫は物置小屋を見つけて、杏を足止めしている間に、やぶ医者が戸を開ける
- 物置小屋には下女と香油が隠されていた
- 杏は壬氏に聞かれても、質問に答えない
- 猫猫が杏を挑発すると取り乱し、梨花妃が間に入る
- 杏は妃になった梨花妃を恨んでおり、逆上して香を梨花妃に投げつけようとする
- 梨花妃は杏が自分の欲のために妃になりたかったのを怒り平手打ちする
- 猫猫が下女の場所が分かったのは、白いおしろい花が植えられていたから
下女が助かって、梨花妃を殺そうとしていた杏が捕まってよかったですね。
身内で小さい頃から競っていると良くない感情がでてきたりするのも仕方ないですが、人間の暗い部分が分かる話でした。
次は新しい話がでてくるでしょうから楽しみです。
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