この記事は、アニメ「薬屋のひとりごと」39話「氷菓(アイス)」について書いています。
前話で小蘭は不注意で宦官とぶつかり、妃にだす氷を割ってしまいました。
今話で、猫猫は小蘭を庇い代わりのものを用意すると言い、猫猫は氷菓を準備するために会うのが気まずい壬氏へ助けを求めます。
さらに、玉葉妃がお腹の子で気になることを話して、猫猫はある人物を後宮へ呼びます。
記事では話の内容をもっと詳しく、考察や感想を含めて紹介しているので、ぜひお読みください。
おもな出来事
里樹妃の宮で、湯殿に幽霊がでると聞いた猫猫。後日壬氏に呼ばれて、猫猫は金剛宮へ行く。猫猫たちは湯殿へ向かい、幽霊の謎を解く。
里樹妃と侍女頭は元侍女頭たちから嫌がらせを受けていた。
そこで壬氏が元侍女頭が里樹妃の簪を勝手に身に着けているのに気づき、行いを改めるように釘をさすした。
話は変わり、壬氏と高順は2人で話している。壬氏は「本当の正体」を猫猫に話したいと思っているが、なかなか言い出せない。
壬氏と高順は宦官長の仕事で、女官たちが新しく入った宦官に色目を使っているというので確かめにいく。
その中には美しい宦官がいた。壬氏は宦官たちに声をかける。
壬氏たちの近くで、何かが割れる音がした。氷が割れて宦官が怒っていて、その相手は小蘭だった。

主な登場人物
- 猫猫・・・花街で薬屋をしていた。現在は後宮で働いている。
- 壬氏・・・宦官。美貌の持ち主で、老若男女問わず惚れられる。後宮で強い権力を持っている。
- 小蘭・・・後宮の下女。猫猫と仲がいい。
- 玉葉妃・・・上級妃の1人。皇帝の寵愛を受けている。第2子を妊娠中。
- 紅娘・・・玉葉妃の侍女頭。まじめな性格。
- 鈴麗・・・皇女。玉葉妃の娘。
- 羅門・・・猫猫の養父。花街で医者をしている。元後宮の医官。
小蘭のピンチを助ける猫猫

小蘭が氷を割ってしまい、宦官に怒られているところを、猫猫は助けて別のものを用意することになる。
小蘭は貰った簪に喜んでいて前を見ておらず、宦官が運んでいた氷を割ってしまう。宦官は小蘭に怒り、小蘭と宦官の間に猫猫が割って入る。
その様子を周りの人が見ていて、壬氏もいた。
氷を用意できないと罰を受けるのは宦官で、氷は泥がついてしまい食べられない。
猫猫は宦官と話をする。氷は楼蘭妃にだすもので、猫猫には関わりがない妃だった。
しかし、猫猫は思いついて、氷を貰い別のものを用意すると離れる。
猫猫は人垣の中に壬氏がいるのに気づく。ニヤッとする壬氏が目に入る。
壬氏は猫猫の頼みごとを聞く代わりにあることを要求する
猫猫は壬氏に厨房を借してと頼み、壬氏から条件としてこれからは最後まで話を聞くように言われる。
壬氏に構わず、猫猫は小蘭を連れて医局へ行く。小蘭は緊張の糸が切れて、泣きだす。
医局の外で待ってましたと言わんばかりに立っている壬氏に、猫猫は嫌々ながら頼みごとをする。
猫猫は壬氏に厨房と材料を貸してくれるように言うと、壬氏に見返りを聞かれる。
猫猫は与えられるものはないが貸して欲しいと頼む。壬氏は猫猫がしたことではないのに助けるのかと聞く。

猫猫
「このままでは寝覚めが悪いので」
引用:アニメ「薬屋のひとりごと」39話
壬氏は猫猫の返答に思わず笑う。そして、猫猫に条件をつける。
壬氏が「人の話を最後まで聞くように」言うと、猫猫は「そんなことでいいのか?」と聞く。
壬氏はおまえが言うかといった様子だけれど、猫猫には身に覚えがない(笑)怒った壬氏は別の条件にしようかと猫猫に詰め寄る。
嫌な予感がした猫猫は玉葉妃に頼ろうかと思ったが、楼蘭妃のことは頼めないと首を振ると、猫猫の髪を結んでいた紐が取れる。
壬氏は簪をつけないのか尋ねると、猫猫はつけるのが嫌な様子。壬氏は以前園遊会で猫猫に渡した簪を売っていないか疑う。
そして、壬氏は猫猫に簪をつけてくるように言う。

それだけですか?

悪いか?
首を振る猫猫。壬氏は小さな声で言う。

つけてきたら、そのとき言おう

壬氏が話すときが楽しみですね!
猫猫と小蘭は氷菓を作る姿は微笑ましい
猫猫と小蘭は氷菓作りをし、なんとか間に合い、小蘭はいつもの元気を取り戻す。
小蘭は氷菓子みたいなものが作れるのか心配そう。猫猫はたぶんと言いながら、小蘭に指示をだす。
牛の乳、砂糖、果物、陶器の器、金属製の器、茶筌、氷
材料を揃えてもらい2人は協力して、果物入りのアイスクリームを作った。

アイスを作れるなんて、さすが猫猫
小蘭は食べたそうな顔で、味見を猫猫にねだる。元気になってきた小蘭に猫猫もほっとした様子。
代わりのおやつを取りにきた宦官にも味見させ、美味しそうな表情をうかべる。
おやつが間に合ってほっとした小蘭に、猫猫は妃が気にいってれればねと、少し意地悪なことを言う。
残りのアイスを食べようと小蘭が話すと、突然子翠が現れる。騒ぎを聞きつけて仕事をおいてきたらしい。
おいしい氷菓を取り合う子翠と小蘭の様子は楽しそう。
お腹の子は逆子⁉

玉葉妃がお腹の子が下の方ばかり蹴ると話すのを聞いて、猫猫は逆子を疑い、触診で可能性が高いと分かった。
玉葉妃がお腹の子が蹴るのを手で触っている。

鈴麗は上ばっかりだったけど、この子は下ばっかり蹴っているわ
猫猫は玉葉妃に頼み、お腹を触らせてもらい、嫌な感じがする。
猫猫は鈴麗公主のときの出産について紅娘から聞く。
- 鈴麗公主は体が少し小さく、初産にしては安産
- 助産婦を一時的に後宮に迎えていたが体調を崩してしまった
- 勉強していた紅娘が代わりに助産をした
玉葉妃に何かあるのか聞かれ、猫猫は言い出しにくそうに話す。
- 逆子だった場合困るかもしれない
- 普通は頭が下で、体で一番大きい頭が先にでる
- 逆子は、足から先に出るため危険
触診でもう少し詳しく分かるが、猫猫は薬学について養父から学んだが、医学の知識は目で見て盗んだもので不安があった。
玉葉妃に頼まれて、猫猫は触診のやり方が陰部に触れるため、大丈夫か耳打ちして確認する。
玉葉妃は子どもを産んだときに比べたら大したことないと、猫猫に頼む。
猫猫が触診して、逆子の可能性が高い。
玉葉妃からどうすればいいか聞かれ、猫猫は体を動かすことやお灸を提案する。
猫猫の養父が後宮に来る
猫猫は帝王切開したことがある医官に元罪人である養父:羅門を提案する。
元罪人であるため紅娘に反対されるが、玉葉妃の計らいで羅門は後宮にやってくる。
逆子が戻らなかった場合はどうなるか、玉葉妃に聞かれる。
猫猫は最悪の場合、腹を切ることになると説明する。
やぶ医者は人が良いが、腕はよくない。医官がいないことに悩む猫猫。
そして、猫猫は養父を玉葉妃に提案する。

猫猫
腕のいい医者を1人、知っています。しかし、一度後宮を追い出された罪人です
紅娘は認められないと話す。猫猫は紅娘の言い分も分かるが引けない。猫猫と紅娘は言い合いになる。
そこへ玉葉妃がちゃんと話を聞こうと割って入る。
- 元宦官で医官
- 過去に主上、現東宮、阿多妃の子を取り上げた
- 後宮を追放されたのは、阿多妃の関連
- 猫猫の養父。薬師としての師
玉葉妃は話を聞いて、壬氏に提案すると言う。
紅娘は反対したが、玉葉妃は女帝の時代のころで、多くの人が罪人にさせられたと話す。
そして、猫猫の養父:羅門は後宮へやってきた。臨時の登用のため、やぶ医者も引き続きいる。
羅門を見た侍女たちは、猫猫を育てた人が思ったより常識人で意外だと猫猫に話す。
考察
壬氏が猫猫に話したいこととは?
壬氏が皇弟であることです。
狩り(36話)で、壬氏と猫猫は刺客に襲われて逃げている最中に、たまたま猫猫に宦官でないと知られました。
そして、壬氏は猫猫に本当の身分を話そうとしましたが、猫猫に話すタイミングを逃してしまいます。
壬氏は高順にも早く話すように言われている(38話)ため、猫猫に話す日も近いと思います。
解決していない出来事
- 壬氏が猫猫に正体を話していない
まとめ
39話では氷を割ってしまった小蘭を猫猫が助けて、2人の友情を感じる話でした。
また玉葉妃のお腹の子は逆子だと分かり、罪人だけれど腕のいい医官を紹介して、猫猫の活躍が見られました。
- 小蘭が楼蘭妃のための氷を割ってしまう
- 猫猫は壬氏に頼んで厨房と材料を借りる
- 壬氏は猫猫に条件として、あげた簪をつけるように言う
- 氷菓子の代わりに、果物入りのアイスクリームを作る
- 代わりのものができて、小蘭も元気を取りもどす
- 玉葉妃の会話からお腹の子が逆子ではないかと猫猫は気づく
- 猫猫は帝王切開の経験がある養父:羅門を後宮にいれるように提案する
- 罪人の医官を呼ぶことに紅娘は反対したが、玉葉妃の計らいで羅門は来られる



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