この記事は、アニメ「薬屋のひとりごと」40話「巣食う悪意」について書いています。
今話では今まであった事件や後宮に関わる重要なことが分かる回です。
猫猫は羅門が書いた注意書きを手習所の先生に見せて、あることに気づきます。
そして真相を確かめるため、診療所へ来た猫猫はある人物に会い、新しい展開が始まります。
記事では話の内容をもっと詳しく、考察や感想を含めて紹介しているので、ぜひお読みください。
おもな出来事
小蘭が宦官が運んでいた氷を割ってしまう。猫猫が助けて、氷の代わりになるものを作る。壬氏も見ていて、猫猫が厨房を貸してと頼むと、あげた簪をつけるように条件をつけた。
玉葉妃の出産が近づき、お腹の子が下の方を蹴っていると話す。猫猫が逆子の可能性に気づき、出産で腹を切るかもしれない。
猫猫は腕のいい医者が必要と、罪人ではあるが羅門(養父)の話をする。紅娘に反対されたが、玉葉妃の計らいで羅門が後宮へ来る。
小説:薬屋のひとりごと、ヒーロー文庫、4巻、7話、8話、9話
漫画:薬屋のひとりごと、スクウェア・エニックス、14巻、70話、71話、72話
漫画:薬屋のひとりごと、小学館、15巻、59話、60話、61話

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主な登場人物
- 猫猫・・・花街で薬屋をしていた。現在は後宮で働いている。
- 壬氏・・・宦官。美貌の持ち主で、老若男女問わず惚れられる。後宮で強い権力を持っている。本当の身分は皇弟。
- 羅門・・・猫猫の養父。昔、後宮で医官をしていたが、阿多妃の子を死なせた罪で罰せられる。
- やぶ医者・・・後宮の医官。人がいいが、腕はよくない。
- 老宦官・・・後宮の手習所で教えている。
- 深緑・・・年配の女官。診療所で働いている。
- 翠苓・・・以前後宮で働いていたが、抜け出して行方不明。薬草に詳しい。
- 子翠・・・後宮の下女。人懐っこく虫が好き。
- 羅漢・・・軍を取り仕切っている。派閥に属さず、中立の立場。猫猫の父
- 子昌・・・楼蘭妃の父。高官。国の北側を治めていて、強い権力を持っている。
羅門が作った注意書き

羅門は後宮に来て、仕事をこなしている。そんななか、下女たちも読めるように注意書きを作る。
羅門は臨時で雇われて、医局でやぶ医者とも仲良くやっている。玉葉妃以外にも、梨花妃の元へ行き、診察していた。
猫猫は今の主上の子は少なく、無事に育って欲しいと思った。
今日は呼び出しがないため、羅門は書き物をする。後宮で気になることをまとめていた。
やぶ医者が幼い文章だと言うと、羅門は下女にも読めるようにしたと言う。
- やぶ医者に実家で作っている紙で、小さなものを譲ってもらうように頼む
- 猫猫に注意書きを、手習所で書きとり練習の手本にしてもらうように頼む
- 注意書きを生徒の手を借りて、量産する考え
猫猫は養父の考えに感心する。
猫猫はお灸のためのもぐさができたため翡翠宮へ戻る。やぶ医者にアルコールと睡眠薬になるものを貰っていくと言う。
猫猫が睡眠薬になるものを取ろうとすると、毛毛が鳴いて服を引っ張る。

やらないよ
猫猫は昔の後宮について思い当たる

猫猫は羅門に頼まれて、手習所の宦官のところへお使いに行く。そこで、とんでもないことに気づく。
猫猫は手習所へ歩いていく。手習所を訪ね、老宦官に羅門が書いた紙を見せて書き写すように頼む。
老宦官は字を見て、羅門だとすぐに気づく。猫猫が羅門が後宮にいると話すと、老宦官は懐かしがる。

昔のエピソードから羅門は優秀だけど、お人好しなのが分かるよ
先生は昔、同じような書き物を手伝い、後宮中に貼られていた。
- 鉛色のおしろいは使わない
- 強い香料は控える
- 後宮内の植物を勝手に採らない
猫猫は、言い表せない違和感を感じる。
老宦官にお茶を勧められたが、猫猫はある場所へ向かう。
診療所に巣食う悪意

猫猫は今までの後宮であった事件が、裏で糸を引いていたのが診療所にいる女官だと分かる。
猫猫は診療所へ着き、深緑に会う。猫猫は手に持っていたアルコールを持ってきたことにして、話をする。
そして、猫猫は診療所で働く年配の女官たちが、かつて先帝の被害を受け、後宮の外に出られず診療所に留まっている過去を知る。
猫猫はある可能性に気づく。
- 深緑は昔、羅門んが書いた注意書きを読んでいた
- 梨花妃の侍女頭・杏が堕胎剤の作り方を知っていたのは、梨花妃の下女を通じて妊婦に悪い物を知った。
- 深緑が隊商を使って堕胎剤の材料を仕入れさせていた。
- 杏が隊商で堕胎剤の材料を手に入れる
- 診療所は皇太后が作ったが、後宮を出られない女性の受け皿だった
猫猫は深緑を問い詰めようと思ったが、思いとどまる。
去ろうとした時、猫猫は本に目が止まる。
沢山ある本の中に虫の図鑑があり、付箋がつけられていた。
付箋の付いたページには、特使たちの宴で捕まえた蛾が載っていて、以前子翠が図鑑にあったと話したのを猫猫は思い出す。
深緑はひと月前に置かれた本だと言うが、猫猫は子翠が持っていたものだとしたら不思議に思う。

猫猫
分厚い本は高価だし。虫の絵を書いた帳面は紙だった。子翠は字が読めるのに、なぜ下女なのか?

そいつには、気をつけた方がいい
突然、死んだはずの翠苓が宦官の恰好をして現れる。
猫猫は翠苓に再会して気になる話をされる
猫猫は翠苓に子翠を人質にとられ、さらに猫猫が気になる薬の話をされる。
翠苓は左腕の震えがあり、蘇りの薬の後遺症を抱えていた。
毒針を持った翠苓が猫猫を掴めようとし、猫猫は逃げる方法を考える。

私を始末したところですぐ見つかりますよ。妃付きの毒見役ですから
そこで翠苓は子翠を人質にし、猫猫に一緒に後宮をでるように迫る。

蘇りの秘薬の作り方を知りたくない?
翠苓は猫猫が付いてきたくなるような言葉を言う。猫猫は翠苓の言葉に侮れないと思う。
羅漢と子昌の対峙

羅漢が子昌と皇弟を茶に誘い、羅漢と子昌の2人の緊迫したやりとりが始まる。
朝議のあと、羅漢が皇弟と子昌を茶に誘い、場所を中庭に移す。

何を話すのかな?
羅漢は子北州であった暗殺未遂事件の話をもちだす。
そして、羅漢は子昌に飛発(銃)の設計図を見せ、子昌に何か知っているか尋ねると知らないと言う。
羅漢は子昌が催した狩りで暗殺未遂をした犯人が使った物だと言い、飛発の仕組みを説明する。

犯人はどうやって手に入れたのか」

調べるのがそちらの仕事でしょう
羅漢は「困ったことに、壬氏を暗殺しようとした者はもう口がきけない」と意味深な発言をし、馬閃はおかしいと思う。
羅漢は子昌に知っていることがないかまた尋ねると、子昌は分かったことがあれば教えると言う。
そこで羅漢が話題を変えて、妻と碁を打った時の棋譜を見せて惚気話を始めた。子昌が用事があると去ろうところを羅漢はジュースを勧める。

(ジュースを勧めて)玻璃の杯に注ぐと赤が映えますぞ

美しいですね
他の人たちは疑問に思う。なぜなら、ジュースの色は緑だった。

叔父貴の言ったとおりだ
残ってしまった皇弟と馬閃は、羅漢の話を聞かされる。
皇弟のフリをしていたのは阿多妃
茶会から戻ってきた皇弟は身なりを整えだしたが、実は阿多妃だった。
部屋へ戻ってきた馬閃、皇弟。
皇弟は身なりを整えると言い、マスクを外す。それは変装した阿多妃だった。
阿多妃は若い宦官と言ってもおかしくないくらい美しかった。

阿多妃
狐(羅漢)が変人すぎて狸(子昌)が普通に見えた
引用:アニメ「薬屋のひとりごと」40話
阿多妃は嫁に甘いようだと言うと、馬閃が娘にも甘いと話す。

軍師(羅漢)の娘が猫猫だとは
猫猫がいなくなり、壬氏(皇弟)はその対応に追われていた。

考察
なぜ診療所に虫の図鑑があったのか?
猫猫は本棚にあった虫の図鑑を読むと、以前子翠が教えてくれた蛾が載っていました。
そして猫猫は子翠の違和感に気づきました。
診療所に医学書ではなく、虫の図鑑があるのは不思議ですよね。
私の見解では図鑑が置かれていたのは、子翠が猫猫に分かるようにわざと置いていったからと考えます。
子翠が猫猫に蛾の存在を教えたおかげで、園遊会で特使に月の精を見せることに成功しました。
今回は本を診療所へ置いておき、猫猫が来た時に子翠の存在に気づかせるためだと思います。
子翠が何者なのか、これから分かるのが楽しみですね!
なぜ猫猫は翠苓が「蘇りの薬」の作り方を知りたくないか、と言ったときに侮れないと思ったのか?
「蘇りの薬」は、翠苓が仮死状態になる薬で、後宮を抜け出すときに使っていました。
そして、猫猫が作り方を知りたい薬です。
翠苓は猫猫が話にのりたくなることを分かって言っているんですね。
だから、猫猫も翠苓のことを悪く思うのではなく、侮れないと思ったと考えます。
解決していない謎
- 子翠は何者なのか?
- 蘇りの薬の作り方
- 猫猫は後宮を出て、どこへ連れていかれた?
まとめ
40話では、猫猫の推理がたくさんされています。そして、宮中であった事件の黒幕が、診療所の女官だったと分かりました。
- 羅門が後宮内に貼る注意書きを書く
- 猫猫は羅門に頼まれて注意書きの写しを作るため、手習所の先生の元へ行く
- 手習所の先生から昔、羅門が同じような注意書きを後宮に貼っていたと聞く
- 猫猫は診療所へ行き、深緑と話す。昔、先帝のお手付きになった少女たちが、診療所に集められていたと知る。
- 猫猫は後宮であった事件に、診療所の女官が裏で糸を引いていると気づく
- 診療所の本棚に虫の図鑑があり、翠苓が教えてくれた虫が載っていた
- 翠苓が現れ、子翠を人質にとり、猫猫に後宮の外へついて来るように言う
- 羅漢と子昌がお互いの探り合いをする
- 皇弟の代わりを阿多妃が務めていた
最後に猫猫はどこかへ連れていかれ行方知れず、壬氏が探しているのが分かりましたね!続きが気になりますね。
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