この記事は、アニメ「薬屋のひとりごと」43話「祭り」について書いています。
猫猫は子翠たちと祭りに参加し、隠れ里や西の国とのつながりについて知ります。
さらに、新たな人物がでてきて、猫猫は新しいことに巻き込まれていく予感がする回です。
記事では話の内容をもっと詳しく、考察や感想を含めて紹介しているので、ぜひお読みください。
おもな出来事
- 猫猫も祭りに参加する
- 去年の面を燃やす
- 猫猫は翠苓に蘇りの薬のことを聞く
- 猫猫は抜け出してある人物に見つかる
玉葉妃の陣痛が始まり、羅門は対応をしている。壬氏が来たときには陣痛は収まっており、様子を聞いて安心し外へ出る。
高順から消えた宦官の話を聞いた壬氏は、見かけたという場所へ行く。そこは墓地で、お参りに来ていた深緑に会う。
去ろうとした深緑からアルコールの臭いを嗅いだ壬氏は、猫猫を知らないか問う。すると、深緑は壬氏の甘い顔に先帝の姿を重ねる。
壬氏は自分は「不義の子」だと思っていたが、先帝と血の繋がりがあると知り愕然とする。
しかし、羅門と猫猫の言葉を思い出し、再び問題の解決に動き出す。
墓石には「大宝」と書かれており、壬氏は仕えていた妃の娘である楼蘭妃の元へ行く。壬氏は楼蘭妃を見て、侍女が変装しているのに気づく。
怒りを露わにする壬氏は、本物はどこへ行ったのか問い詰める。侍女は楼蘭妃の行き先を知らず、戻らないと話していたと言う。
羅漢に猫猫がいないとバレてしまい、頭を悩ませる壬氏。
そこへ羅漢の甥:羅半が訪ねてきて、米と鉄が横領され、自分なら誰にされたのか調べられると言う。
壬氏は羅漢が壊した門の修理代を安くする引き換えに、羅半に調べるように命令する。

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主な登場人物
- 猫猫・・・花街で薬屋をしていた。現在は後宮で働いている。
- 子翠・・・後宮の下女。人懐っこく虫が好き。
- 翠苓・・・以前後宮で働いていたが、抜け出して行方不明。薬草に詳しい。
- 響迂・・・隠れ里の子。子翠と翠苓に面識がある。
- 神美・・・身分の高い女性。冷徹。
隠れ里と西の国は祖先が同じ
猫猫は子翠から聞いたから、隠れ里と西の国との繋がりを知り、以前「選択の廟」で似た話があったのを思い出す。
猫猫は祭りに子翠と参加する。祭りは里の外にある社で行われ、狐の面を着ける。
猫猫は子翠の面を見て、眦を染めるのは赤が定番なのに緑で塗るのを不思議に思う。

タヌキみたい

猫猫は猫みたいだね
子翠は猫猫の髪の紐が曲がっていたので、結び直してあげる。
子翠は物足りないので簪を貸してあげようとすると、猫猫は壬氏から貰った簪を取り出す。
子翠を褒めて猫猫にくれないか尋ねたが、猫猫は壬氏の顔が頭に浮かんで断る。
髪の結い直しが終わり、2人は祭りへ向かう。
夜の松明の灯りのせいか、本当に狐の群れに見えてくる。
猫猫は、子翠と同じ様に緑に塗っている人がいるのに気づく。

ほとんど男みたいだけど、何か意味があるのかな
祭りは別世界みたいな雰囲気。子翠は今年はバッタが多いから、祭りは盛大にやらなきゃいけないと言う。
子翠が鬼灯の種を口にするのを見て、猫猫は食べない方がいい、毒があるし堕胎剤になると言いかけると、子翠は「知ってる」と言う。
階段の上に社がある。子翠は祀られている神様が狐で、豊穣の神といわれる理由を説明してくれる。
- この地方には昔、ある民族が住んでいた
- 西から別の国の民がやってきた
- 彼らを追い出す村がほとんどだったけど、一部の村は彼らを受け入れた
- 西からやってきた彼らには知識があった。畑を豊かにする知識、害虫を駆除する知識
- 豊かになった畑を奪おうとする者が現れた
- 繰り返されるうちに、森の奥に里を作るようになった
- 狐は知識をもたらした西の民。この村の先祖
- 狐の面は最初、白かった。ここの狐は白い狐で、定住することで色に染まる

聞いたことがある話だ
猫猫は「選択の廟」のことを思い出す。

この村の男の人は、色の見分けがつかない人が多い。女の人はたまにだけど
猫猫は子翠の面の眦も緑だったことから、子翠も色覚異常だと知る。
猫猫は「選択の廟」ででてきた王母と隠れ里の人たちは、同じ西の国にルーツがあるのだと思った。

西の国と隠れ里の関係が分かる内容でしたね
祭りが終わる
猫猫は子翠と一緒に屋台をまわったあと、去年の面が燃やされるのを見に行き、子翠が意味深なことを言う。
子翠に狐の面を置いていくように言われ、猫猫は面を外す。面は1年奉納した後に焼かれる。
子翠に連れられて、猫猫は屋台へ行く。串焼きを食べようと子翠に言われ、子翠はイナゴ、猫猫は鶏を選ぶ。
子翠がイナゴを食べると、バッタが混じっていて「マズい」という。猫猫は同じに見えるというが、子翠は「全然違う」と言う。
猫猫は子翠に社の中を見るように言われると、響迂が座っていた。子どもが神様の代わりをする。
響迂が終わるのを待っていようと、裏手にいくと、子どもがいて子翠が声をかける。
男の子は持っている稲穂がスカスカで、はずれを掴まされたと怒っていた。
他の子から里長はケチだから、田んぼで育ちの悪い稲しか出さないと言われ、男の子は憤慨する。
猫猫は自分の稲穂を見て、交換してあげると男の子は喜んだ。
響迂がやってきて、子翠は神様の役を頑張ったのを褒めてあげる。
子翠が去年の面が、燃やされるのを見に行こうと誘う。行く途中、猫猫は山のふもとに灯りを見かける。

町があるのか?
池の上に櫓のようなものがあり、面と藁が積まれていた。
響迂から面に願い事を書いたか聞かれる。「願い事を書いた面が燃え尽きて天に昇ったら願いが叶う」と言う。
猫猫は初耳で、子翠は信じないと思って教えていなかった。響迂は願い事が叶うと信じている。
弓を持った人が火の付いた矢を放ち、櫓が燃え出す。下の筏は水に触れていて、燃える温度までいかない。
燃える面もあれば、燃えずに池に落ちる面もある。すると、子翠は意味深な言葉を言う。

猫猫
叶わぬ願いは、底に沈み、恵みの糧になる。
虫は冬を越せない。ただ、子を残すのみ。
引用:漫画「薬屋のひとりごと」小学館、15巻、66話

子翠の言葉はどういう意味かな?
蘇りの薬を知りたい猫猫
猫猫は人質ではあるが、蘇りの薬のことを教えて欲しくて、翠苓に聞きまくる。
祭りから部屋に戻ってきた猫猫と子翠を、翠苓が待っていた。
翠苓は夜食を用意してくれて、みんなで祭りの話をする。
猫猫は「約束を果たして」と翠苓に言い、蘇りの薬のことを教えて欲しいと頼む。

自分の立場を分かってるのか?
猫猫は人質だが構わず翠苓にたくさん質問する。自分が蘇りの薬を試したいと目で訴えたが、翠苓に却下される。
子翠に仲良くなったねと言われ、猫猫と翠苓は違うと言いたげな顔で黙る。
寝る際に、子翠がみんなで寝たいと言ったが、翠苓に断られた。猫猫は翠苓と子翠の様子に、仲がいいと思う。

猫猫の頭の中
何の目的で私を連れてきたのか。なんのために彼女たちは動いているの?
彼女たちは、何者なんだろう。

猫猫は薬のことになると怖いもの知らずですね(笑)
子翠と翠苓は、どういう関係なのか気になります!
猫猫はヤバい人物に出会う
猫猫は響迂の案内で部屋から抜け出し、田んぼで育ちの悪い稲を見に行く。さらに、近くの小屋で飛発を作っていたのを知ってしまい、神美に見つかる。
猫猫は翠苓が持ってきてくれた薬草の本に、目を輝かせる。猫猫は翠苓に外に見張りがついているから部屋から出ないように言われるが、すでに本に夢中。
猫猫は案の状、食事も着替えもそっちのけで本を読む。子翠が仕方なく、猫猫をお世話する。その様子を響迂は「神美さまみたい」と言う。

・・・神美?

あとからでてくるよ!
髪を整えてくれる子翠に簪はどこか聞かれ、猫猫は寝台の脇と答えた。子翠には、良いものだから大切に扱うように言われる。
猫猫は子翠に髪結いの手際が良いと話すと、子翠は遅いとぶたれるからと言う。

怖いな。ろくでもない主人だ

違うよ。お母さまなんだ

子翠も大変だな
子翠は出かけるため、猫猫に大人しくしているように言う。
本を読むのを休憩して、猫猫は窓の外を見る。そして、田んぼの一部が青いのを見つける。横には小屋があった。
猫猫は祭りで、子どもが里長の田んぼで育ちが悪いところがあると話していたのを思い出す。
そこへ響迂が急に部屋へ入ってきて、猫猫は怒る。猫猫は響迂に窓から見える小屋について尋ねる。
猫猫が小屋に行きたいと言うと、響迂はいつもさぼるために使っている抜け道を教えてくれる。
猫猫と響迂は、稲の育ちが悪い田んぼに辿り着く。
響迂は育ちが悪いのは栄養が足りないからかなと言うと、猫猫は違うと言う。
- 隣にある小屋の窓の大きさと、残っている稲の幅が同じ
- 夜も灯りがついていて、光を浴びていた
- 昼夜ずっと光を浴びると育ちがくるうことがある
猫猫は推理する。
- 小屋にはネズミがでる
- 翠苓「蘇りの薬を人体で試すには改良の余地がある」と言っていた→他の動物では試していた
猫猫が小屋の中が見れないと言うと、響迂が扉の錠前を針金を使って開ける。中に入ると、道具やネズミがいて、実験していたのが分かった。
そして、響迂がたくさんの金属の筒を見つける。
猫猫も予想していなかったが、奥には飛発の工房があった。壬氏の暗殺未遂で使われた飛発と同じだった。
そのとき、扉の開く音がして、猫猫と響迂は隠れる。

ヤバい・・・神美さまだ
息をひそめている猫猫は、すき間から西の国の特使(アイラ)を見た。
きり抜けたと思った猫猫だが、神美が剣でカーテンを切り、猫猫と響迂は見つかってしまう。

汚いネズミが2匹、入り込んでいたようだ

考察
- 隠れ里と特使たちの国には深いつながりがある?
隠れ里と特使たちの国には深いつながりがある?
子翠が社で隠れ里の成り立ちを話してくれましたね。
西の国から来た民を、隠れ里の人は受け入れたと話していました。
隠れ里と特使たちの国には血縁関係があり、昔から繋がりがあると分かります。
31話「選択の廟」では、建国に関わった王母は西の民であったことから、とても古くから西の国の人がこの地へ来ていたと思われます。
この国に西の国の人たちは昔から入り込んで、宮廷や皇族の近くにいて今も国を乗っ取ろうとしているんですね。
解決していない謎
- 子翠、翠苓は何者か?
- 神美は何者か?
まとめ
猫猫は子翠たちと祭りに参加し、隠れ里のルーツを知りました。
さらに、稲の育ちが悪いのを見に行ったことで、飛発を作っているのを知ってしまいました。
- 隠れ里の祭りは、外の社で行われ狐の面をつける
- 昔、隠れ里の人たちは西の国の人たちを受け入れた
- 猫猫は子翠から蘇りの薬のことを聞く
- 小屋で飛発を見つける
- 猫猫は神美に見つかる
猫猫は部屋を抜け出して、知ってはいけない秘密を知ってしまいました。神美に見つかり、猫猫はどうなるのか目が離せません。
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