この記事は、アニメ「薬屋のひとりごと」 45話「蠆盆」について書かれています。
猫猫は神美に歯向かい、罰を受けることになってしまいます。しかし、猫猫は助かって、以前廊下で嗅いだ臭いの正体に辿り着きました。
一方、壬氏は皇弟していよいよ動きだし、戦の作戦を羅漢たちとたてます。
話の内容をもっと詳しく知りたい人や手っ取り早く知りたい人は、ぜひお読みください。
今回の主な出来事
猫猫は神美に見つかり、鞭打ちにされそうになる。楼蘭(=子翠)が猫猫を「新しい薬師」だと言って助かる。しかし、猫猫は砦に連れていかれる。
前の薬師が使っていた部屋に案内された猫猫は翠苓と話をし、翠苓の薬の知識は前の薬師から教えてもらっていた。
さらに、翠苓と子翠が異母姉妹だと分かる。楼蘭だけは翠苓を姉と慕っていた。
しかし、神美は翠苓と母親を憎んでいて、いじめていた。楼蘭は妃として後宮に献上され、翠苓は暗躍として宮廷に潜り込んだ。
猫猫は今まであった事件は意図的に起こされていたと知る。事件で狙われていた壬氏のことが気になったが、猫猫は考えるのを途中でやめた。
一連のことを振り返り、猫猫は戦を起こそうとしているのに気づく。
神美の部屋から戻る際に、猫猫は家畜の糞や卵の腐った臭いが気になった。
猫猫は戦を起こせば、一族全員が罪を負うことになるのを考えて気落ちする。そこへ部屋に紙が入れられ、響迂から「逃げろ」と書かれていた。
見張りに見つかり、翠苓に聞かれた猫猫と響迂は逃げるつもりはないと意思を確認して、調べは終わろうとした。
しかし神美に見つかり、響迂や翠苓に罰を受けさせようとするのに、猫猫は腹が立ち神美に歯向かう。
小説:薬屋のひとりごと、ヒーロー文庫、4巻、17話、18話
漫画:薬屋のひとりごと、小学館、18巻、71話、72話、73話、74話
漫画:薬屋のひとりごと、スクウェア・エニックス、未発売(R7 6/2現在)

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主な登場人物
- 猫猫・・・花街で薬屋をしていた。現在は後宮で働いている。
- 翠苓・・・以前後宮で働いていたが、抜け出して行方不明。薬草に詳しい。
- 楼蘭(子翠)・・・元上級妃の1人。父親は高官の子昌。
- 響迂・・・隠れ里の子。子翠と翠苓に面識がある
- 神美・・・子昌の妻。身分の低いものへの扱いがひどい。
- 華瑞月(皇弟・壬氏)・・・壬氏として後宮にいたが、皇弟として戦にでる
- 高順・・・壬氏の側近で宦官。まじめで、壬氏の信頼が厚い。
- 馬閃・・・高順の息子。壬氏の乳兄弟。
- 羅漢・・・軍を取り仕切っている。派閥に属さず、中立の立場。猫猫の父。
- 羅半・・・羅漢の甥。伯父と同じで頭がいい。
猫猫は思わず神美に暴言を吐く

猫猫は神美の理不尽さに思わず口を出し、神美の怒りをかってしまう。
そのとき、ドアのすき間から紙が差し込まれる。
紙には、響迂から【見張りを引き付けるから逃げろ】と書かれていた。しかし、猫猫は逃げるにもどこへ行けというのかと思う。
すると、外から響迂の声が聞こえ、猫猫は見張りに何をしようとしたか問い詰められる。そこへ翠苓も来て、何があったか猫猫と響迂に聞く。
翠苓に猫猫がやったのか聞かれたが否定し、響迂が見張りがサボっていないか見ていただけだと言った。
翠苓は見張りに本人の言っているのを信じて、見逃すように言った。しかし、そこへ神美がやって来てしまう!

ピンチ!!
神美に何があったか聞かれ、翠苓が説明した。しかし、神美は猫猫が部屋の外にでているのを気にする。
響迂が騒いでいたと聞いて、神美はしつけをしようとする。翠苓が止めるが、神美に睨まれ、怯えた様子。
さらに、神美は見張りにも罰を与えようとする。猫猫は神美の理不尽さにイラつき、暴言を吐いてしまう。

くそばばあ
神美は持っていた扇で猫猫の頬を叩き、猫猫は「逃がしてくれと子供に頼んだ」と言い、神美に盾をついた。
神美の指示した罰は蠆盆
猫猫は神美に盾をつき、【蠆盆】を受ける。
猫猫は神美の怒りに触れ、水牢に入れられそうになった。
翠苓が神美に考え直すように言い、庇ってくれた。しかし、神美は気に入らず扇で翠苓の額を叩く。
翠苓の額から血がでると、神美はそれを舐める。

神美
「いくら『高貴な血』が流れていようと、一度穢れた血が入ったらおしまいね」
引用:薬屋のひとりごと、小学館、18巻、71話
その様子に猫猫たちはドン引き。そんななか、楼蘭が神美に別の提案をすると、神美は【あれ】は効くと承諾する。
猫猫は見張りに牢屋へ連れていかれ、持ってきた箱が置かれる。その中には虫が大量に入っていた!
猫猫は蠆盆が何か思い出す。
蠆盆・・・穴を開け、罪人を入れて、そこに毒虫が入れられる処刑方法
猫猫は翠苓が蛇を怖がった理由が分かった。
羅漢が考えた作戦
壬氏ではなく皇帝:瑞月として、戦にでて、羅漢と作戦を相談する。
瑞月は禁軍を指揮し、戦の準備をしていた。そこへ羅半が話にやって来る。
瑞月は羅半が普通に話すため、皇弟は壬氏だと気づいていたのか聞くと、体の大きさが同じで数字が美しいと独特な返答をする。
さらに、羅半は「女性ではないのが残念」だと言い、瑞月は鳥肌が立つ。
そこへ羅漢が策を考えて持ってくる。ようやく動いた瑞月に不満をブツブツと言っていた。
羅半が慌てて間に入り、皇族に手をあげれば猫猫にも関わるかもしれないと話し、羅漢は怒りを落ち着かせる。

面白いシーンだよ
羅漢と羅半は作戦を説明する。子昌は鉄を買っていて、火薬も領地で用意できるため、砲を持っていると考えられた。
羅漢の考えた策は正攻法とは言いにくいもののため、高順は否定的で、羅漢がキレそうになる。
しかし、瑞月は被害を抑えるため許可する。羅漢は作戦が決まり、猫猫を助けるため張り切った。
高順は瑞月に猫猫との接し方をこれから変えなければいけないと忠告し、瑞月は分かっていると言う。
そして、瑞月は猫猫のことを考えて物思いにふける。

猫猫に皇弟だと明かした後、2人はどうなるのか気になりますね
地下にあったのは火薬
猫猫は蠆盆を受けたが虫に慣れているため平気だった。見張りが逃がしてくれた後、猫猫は廊下で嗅いで気になった臭いの元へ向かう。
猫猫は牢屋に虫が詰まった箱とともに閉じ込められたが、嬉しそうに気味の悪い笑みを浮かべる。
しばらくして、見張りが牢屋に行くと香ばしい臭いがし、扉を開けると猫猫が何かを食べていた!
猫猫は美味しそうに蛇を食べていて、見張りを驚かせた。猫猫は虫にも平気で、見張りはせっかく来たのに呆れてしまう。
見張りは翠苓と響迂に頼まれて、猫猫を逃がしに来た。のろしが上がって都の方から討伐軍が来るから、早く逃げるように猫猫に話す。
見張りは猫猫に、地下は火器を造っているため行かないように忠告した。
しかし、猫猫はその言葉を聞いて、臭いの真相を知るため地下へ向かう。こっそり中に入ると、火薬を作っている様子が目に入る。
そこへ楼蘭が階段を降りてやって来る。楼蘭は作業する人たちに逃げるように言う。
楼蘭は銭をばらまいて作業する人たちの注意を引き付け、持ってきた松明を火薬に向かって投げると爆発が起こる。
みんな、階段を我先にと登っていき、猫猫もぶつかられながら階段を上り途中で楼蘭が躓いているのに気づく。猫猫が楼蘭の腕をひき起こす。

あれ、猫猫?
楼蘭はいつもの調子で猫猫に話す。楼蘭は猫猫なら蠆盆は平気だと思って、わざと母親に提案したと言う。
楼蘭は猫猫に出口を教え、猫猫が楼蘭はどうするのか尋ねると、まだやることがあると話す。

考察
なぜ神美は蠆盆を選んだのか?
実は翠苓に蠆盆を受けさせたときがあり、効果があったからです。
隠れ里に向かう道中で、猫猫に翠苓は蛇を投げられて、過呼吸になっていました。(41話)
それは翠苓が蠆盆を受けて、蛇がトラウマになったからだと分かります。
なぜ楼蘭は火薬を爆発させた?
戦をやめさせようとしていると考えられます。
火薬がなければ、飛発や大砲を使って打つことはできませんね。
楼蘭がなぜ戦をやめさようとしているのかは分かりませんが、汚くなっていく神美を止めようとしているのかもしれませんね。
少なくとも猫猫と再会して楼蘭は普通に接しているため戦う気はないと思われます。
解決していない謎
- なぜ猫猫を連れてきたのか?
- 楼蘭のやるべきこととは?
まとめ
45話は猫猫が神美に罰を受けさせられましたが、翠苓たちのおかげで助かることができました。
- 神美は下の者たちをいたぶって喜ぶ
- 猫猫は神美に歯向かい蠆盆を受ける
- 瑞月が戦にでて羅漢の作戦を取り入れる
- 猫猫は翠苓と響迂のおかげで見張りに逃がしてもらう
- 楼蘭が火薬に火をつける
いよいよ、瑞月が皇弟として動き始めましたね。戦が始まっていきますが、楼蘭は火薬を爆発させて何をしようとしているのか気になります。
猫猫は瑞月といつ再会するのかも楽しみです!
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