この記事は、アニメ「薬屋のひとりごと」48話「はじまり」について書いています。
猫猫と壬氏(瑞月)はようやく落ち着いて話し、いい雰囲気になります。しかし、猫猫は子翠に託されたことが気がかりな様子。
壬氏は猫猫に思いを伝えれたのか気になりますね。
話の内容を手早く知りたい方や考察をしたい方は、ぜひお読みください。
おもな出来事
子昌は悪役を演じて瑞月(壬氏)たちとの戦いで倒される。その後、瑞月は楼蘭に連れられ、神美の元へ向かう。そこで、楼蘭は衝撃的な真実を明かす。
先帝の時代、前皇太后が奴隷交易を禁止したため、神美が人質として後宮に入れられた。
子昌と神美は元々結婚予定であったが、神美が人質として後宮に入り、先帝が幼い侍女・大宝を寵愛したことで神美の心は荒む。
子昌は20年間神美を後宮から出そうと尽力し、最終的に大宝の娘と結婚して神美の下賜を願った。しかし、神美は国を乗っ取ろうと計画し、反乱を企てた。
楼蘭は真相を語った後、神美が飛発の暴発で倒れ、自身も最後に瑞月へ2つの願いを頼む。
一つは一族の無実な者の救済、もう一つは先帝に似た壬氏の美貌に傷をつけることであった。
最後に楼蘭は悪女役を演じながら兵士に撃たれ、砦から落下する。
瑞月は戦が落ち着き、顔の傷の手当てを受けた後、猫猫の元へ行く。
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主な登場人物
- 猫猫・・・花街で薬屋をしていた。現在は後宮で働いている。
- 壬氏(華瑞月)・・・後宮の宦官をしていたが、皇弟として戦にでる。
- 響迂・・・隠れ里の子。子翠と翠苓に面識がある。戦で助かり記憶の無くして「趙迂」と名を変える。
- 羅門・・・猫猫の養父。昔、後宮で医官をしていたが、阿多妃の子を死なせた罪で罰せられる。
- 赤羽・・・玉葉妃の侍女。
猫猫と壬氏は楼蘭のことを振り返る
猫猫が目を覚まして壬氏の顔の傷をきっかけに、楼蘭のことを話す。
猫猫は眠っていたところ壬氏が触ろうとしたので目が覚めた。壬氏は慌てて、理由を説明しようとする。
猫猫は壬氏の頬に包帯が巻かれているのに気づく。
猫猫は壬氏に顔に何かあったのか尋ね、壬氏ははぐらかそうとするが、猫猫は壬氏に詰め寄る。
壬氏は顔に巻かれた包帯を外され、猫猫に傷を見られて気まずそうにする。
猫猫は傷の縫い方が雑だと言い、前線に出なければ良かったと言う。

楼蘭の願いのひとつだった
それを聞いて、猫猫は言い返さず黙る。猫猫は壬氏に楼蘭と仲が良かったのか聞かれる。
猫猫は複雑な心境だった。猫猫にとっては友人に近いものだったが、楼蘭の気持ちは分からない。
壬氏にも分からないまま終わってしまった。
猫猫は壬氏の言葉から、楼蘭が亡くなったのを悟った。しかし、猫猫は楼蘭から託されたことがあった。
子どもたちは冬を超す
猫猫と壬氏は話をしていて壬氏が気持ちを抑えられなくなりかけ、タイミングよく子どもたちが目を覚ましだした。
猫猫は壬氏の包帯を巻きなおしてあげ、休むように勧める。すると、壬氏はその場で眠いと横になった。
猫猫は亡骸がある場所で眠らないように言う。壬氏は猫猫の手を引っぱり横にならせ、猫猫はなぜここにいるのか尋ねる。
猫猫は内心やることがあると思いながら、子どもを憐れむ気持ちはあると壬氏に言う。
しかし、壬氏は猫猫が羅門に死体に触れないように言われていると、話していたのを覚えていた。

なぜ、こんな所にとどまる?
猫猫が言い訳を考えていると、壬氏に首の傷のことを聞かれた。
猫猫はろくでもない人にやられたと話し、壬氏は傷を残さないように話す。

ここから2人はいい雰囲気に!
猫猫は壬氏さまもだと言い返し、壬氏は男だから気にしないと言う。
猫猫は傷ひとつで価値がなくなるならそれまでだと言うと、壬氏は猫猫に尋ねた。

傷一つで価値がなくなる男か?

もう少し傷があってもいい。男前になりました

壬氏さまは見た目に注目されるが、本質のところが見過ごされている。
本質は実直で、美しさよりよほど価値がある。
壬氏は猫猫の言葉が嬉しくて、我慢しようとしていたが、猫猫にキスをしようとする。
猫猫は壬氏に眠るように提案するが、壬氏は猫猫の腕を掴んで詰めよっていく。
そのとき、物音が聞こえ、猫猫は子どもの亡骸に駆け寄る。
すると、子どもの意識が戻りだしていて、猫猫は楼蘭があることを思い出す。
- 楼蘭は鈴の音で鳴く虫の話で、「冬を越せるのは、子どもだけ」と言った
- 蘇りの薬は毒を飲んで一度死ぬが、時間とともに薄まり、亡くなったと思った人が蘇る
猫猫は壬氏に子どもの身体を温めるものを持ってくるように言う。
そして、猫猫は子どもたちを助けるために連れて来られたのだと悟った。
そのとき、壬氏も楼蘭からの願いだった「一度死んだ者は見逃す」という言葉を思い出す。

狐につままれた
壬氏は少し笑いながら言う。壬氏は猫猫に急かされ、兵士たちを呼んできて、子どもたちの手当てをする。
猫猫は思い出に浸る
猫猫は花街に戻ってきて、小蘭からの手紙を読み、思い出を振り返り涙する。
戦が終わり、猫猫は花街の薬屋に戻っていた。そこには響迂もいて、猫猫に外へ遊びに行かないかと誘う。
戦をしている間に玉葉妃が東宮を出産し、年明けに東宮のお披露目と皇后に玉葉妃が就いたと知らせが出て、都が活気づいている。
猫猫の養父:羅門は医官として出仕することになり、猫猫はお役御免になり花街に戻ってきた。
響迂は蘇りの薬の影響で記憶を無くしていて緑青館に引き取られ、名前を「趙迂」と変えた。
他の子どもたちは、阿多の元へ引き取られ、翠苓も処刑されることなく、監視下の元で生きている。
猫猫は一休みに、赤羽が届けてくれた手紙を読む。手紙は小蘭からで、猫猫が後宮を出た後、年季が明けて下級妃の妹の侍女になったらしい。
手紙は猫猫と子翠のそれぞれにあった。猫猫は手紙を読んで今までの3人での思い出を思い出し、涙が流れた。
涙をぬぐい、気持ちを落ち着けて、薬の作業を始めた。そこへ壬氏たちがやって来る。
猫猫と壬氏がいい雰囲気になる
猫猫のところへ壬氏が来て2人で話し、壬氏は今度こそ猫猫に思いを伝えようとする。
壬氏が高順とやり手婆を連れて、猫猫の元へ来た。
やり手婆が場所はここでいいのかと尋ねてきて、高順が気を利かせ、猫猫と壬氏を2人にしてあげる。
壬氏が口元のマスクを外すと、傷が見えた。猫猫は傷がきれいに縫い直されているのを見て、羅門が縫い直したのかと考えた。
2人の目が合って、壬氏が「約束を果たしてもらう」と言う。
以前、猫猫は壬氏に氷菓の材料を揃えてもらう代わりに、約束をしていた。(39話)
そして、壬氏に簪をつけるように言われていたが、猫猫はあげてしまったと言う。

春になったら見つかるかも

なんで春?
子翠の遺体は見つからなかった。そこで、猫猫は巡りめぐって、露天に並ぶかもしれないと話す。
子翠にあげて、いつか返してと言ったと言うと、壬氏は納得する。
壬氏はもうひとつで、最後まで話を聞く約束も果たすように、猫猫に言う。
猫猫が了承するも壬氏はなかなか話しださず、話すことは分かっているだろうから今更だと言う。

別のものでも
壬氏は猫猫の首にキスし、猫猫はやめさせようとするが壬氏は唇にもしようとする。
しかし良いことろで、趙迂がドアを元気よく開け、捕まえたトカゲを見せる。またもや壬氏はお預けをくらった。
猫猫は疲れている壬氏に寝床を準備しようとしたが、壬氏はここでいいと、猫猫の膝枕で休みだし猫猫は聞いてあげる。

考察
子翠は生きている?
子翠は生きていると考えられます。
子翠は砦で落ちてから死体が見つかりませんでした。死体が亡くなるということはないので、どこかで生きていますね。
猫猫と子翠がいつか再会できたらいいですね。
まとめ
48話では、子どもたちが実は生きていて助かり、猫猫と壬氏は2人で話をして猫猫に壬氏の気持ちが少し伝わりました。
- 猫猫と壬氏は楼蘭の話をする
- 壬氏は変わらない猫猫に気持ちが抑えられなくなる
- 子どもたちは生きていた
- 猫猫は花街に戻る
- 猫猫は手紙を読み、小蘭と子翠との思い出に涙を流す
- 猫猫の元に壬氏が来る
最終回は子翠が子どもたちを助けるために、蘇りの薬を飲ませたり壬氏に頼んだりしたことが分かって泣けましたね。
猫猫も子翠がいなくなって、もう戻らない日々を思って泣いたのかなと思うとしんみりしました。
違う出会い方だったら、仲良くいられたかなと想像してしまいます。
一方、壬氏は猫猫に思いを伝えたいのが溢れていて、あと一歩というところでしたね。それが2人らしくて嬉しくなります。
また続編があるか楽しみですね。
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