この記事は、アニメ「薬屋のひとりごと」32話「皇太后」について書いています。
32話では、猫猫が子翠を探していて、虫を追いかけているのを見つけます。2人がおしゃべりしていると、近くを歩く皇太后に気づき、物陰からのぞき見。
猫猫が翡翠宮に戻ると、何やら慌ただしく、しばらくすると皇太后がやってきます。そして、皇太后は猫猫に解いて欲しいことがあると話す。
猫猫がどんな謎を解くのか、話の内容をもっと知りたい方や内容を振り返りたい方は、ぜひお読みください。
おもな出来事
壬氏は夢を見る。幼い頃に先帝が自分に近づこうとしたのを皇太后が遮る。そこへ前の皇太后が現れ先帝を連れて行った。そのときの皇太后の顔は恐ろしく、壬氏は冷や汗をかきながら目覚めた。
猫猫は手習所で勉強している小蘭について、老宦官の元へ行く。老宦官から後宮にある廟の話を聞き、たまたま養父(羅門)も興味を持っていたと話される。
猫猫は皇帝から「選択の廟」へ共するように言われ、壬氏と老宦官の4人で中に入る。廟の中は3つの扉と壁掛けが繰り返しあり、皇帝は正解の道に辿り着かなかった。
猫猫は老宦官から挑発され、皇帝の言葉からヒントを得て答えをみつける。そして、もう一度廟を通り、正解の道へ辿り着いた。王母の血をひく者は色覚異常があり、正解の道を通れるしかけになっていた。

おもな登場人物
- 猫猫・・・花街で薬屋をしていた。現在は後宮で働いている。
- 壬氏・・・宦官。美貌の持ち主で、老若男女問わず惚れられる。後宮で強い権力を持っている。
- 高順・・・壬氏の側近で宦官。まじめで、壬氏の信頼が厚い。
- 子翠・・・下女。人懐っこく、虫が好き。
- 玉葉妃・・・上級妃の一人。皇帝の寵愛を受けている。第2子を妊娠中。
- 桜花・・・玉葉妃の侍女。
- 紅娘・・・玉葉妃の侍女頭。まじめな性格。
- 小蘭・・・後宮の下女。猫猫と仲がいい。
- 皇太后・・・皇帝の母。名前は安氏。10歳くらいで皇帝を産んでいる。
- 鈴麗・・・皇女。玉葉妃の娘。
- 水蓮・・・壬氏の侍女。
虫を追いかけている子翠
侍女たちから笑いながら虫を集めている女官がいると聞き、猫猫は1人思い当たる。
猫猫が虫を集めるので、罰として紅娘から別の部屋を与えられる。しかし、猫猫は大喜びで、侍女たちの思惑は外れた。

薬が作りやすくなって、猫猫は嬉しいですよね(笑)
桜花から笑いながら虫を捕まえている女官がいると、猫猫は疑われて、子翠を思い出す。
猫猫は子翠のことを探しに、小蘭の元へ行き、他の侍女たちにも聞いてもらう。
侍女たちは見知らぬ猫猫に警戒していたので、猫猫は手ぬぐいをエサに尋ねる。手ぬぐいは壬氏のもので、侍女たちは喜ぶ。
猫猫は子翠を見つけに、北の雑木林へ行く。そこには、おしろい花が咲いていた。
おしろい花は堕胎剤になるため、小さい頃妓女たちと取りに行っていた。猫猫は梨花妃の侍女頭だった杏のことを思い出す。
杏は堕胎剤の材料を隊商に持ち込まれたもので揃えていた。薬の知識のない杏に「誰かが毒の作り方を教えた」のではないかと、猫猫は疑念がある。
猫猫が考えていると、虫を捕まえている子翠を見つける。虫が猫猫の頭に飛び乗ったのを、子翠が手で踏み潰してしまう。
猫猫が髪を洗い終わると、子翠が喜んで虫の話をしだす。

子翠らしいね
皇太后は先帝を呪ったのか調べて
猫猫は皇太后から謎を解いて欲しいと頼まれる。その内容は、先帝に呪いをかけたのか知りたいということだった。
猫猫と子翠が話していると、音が聞こえる。物陰からのぞき見すると、皇太后が診療所の方へ歩いて行った。

猫猫は子翠から、診療所は皇太后がはじめた場所と聞く。

猫猫の頭の中
皇太后がわざわざ非公式の場に行く理由がわかった。皇太后は優しい方と言われている。
奴隷が禁止されたのは、皇太后のおかげと聞いたことがある。
猫猫は皇太后の後をつけたかったが、侍女たちに怒られるので翡翠宮へ帰った。
戻ると紅娘から厳しく掃除をさせられる。すると、皇太后がやってきた。
玉葉妃は出迎え、皇太后は妊娠のことを知っている様子。
猫猫が毒見をしていると、皇太后に声をかけられる。皇太后からの視線に、玉葉妃は気づき、鈴麗公主を連れて部屋を下がる。
そして猫猫は皇太后から頼みをされる。

調べてもらいたい。私は先の帝に呪いをかけたのかしら?
皇太后から違う場所で話をしたいと言われて去る。
- いい話を聞いたことがない
- 愚帝、バカ、女帝の操り人形
- ロリコン
- 皇太后は10歳くらいで皇帝を産んだ(参考:薬屋のひとりごと、スクウェア・エニックス、11巻、55話)
- 出産を手伝うために宦官にさせられたのが、羅門(猫猫の養父)
- 腹に傷が残ったが、その後皇弟を産んだ
猫猫は、皇太后が皇弟を産んだ時30歳前だったため、皇弟は先帝の子なのかという疑念がある。

また猫猫は難しいことを頼まれているよ
猫猫に詰め寄る紅娘
後日、玉葉妃が皇太后の茶会に呼ばれる。そのとき猫猫が皇太后から何か頼まれたことに気づいた紅娘はよく思っておらず、怖い一面をみせる。
皇太后は上級妃4人を招いて茶会を開く。玉葉妃の共で、侍女たちも茶会へ行く。
茶会は、妃同士の見栄の張り合い。玉葉妃の荷物を持つために、宦官3人も付いて来る。他の妃はもっと多いと予想できる。
紅娘が猫猫に皇太后の手伝いに呼ばれていると伝えたときに、なにか頼まれているのを察する。
そして、紅娘は猫猫に壁ドンして、玉葉妃を裏切らないように釘を刺す。

紅娘の顔が怖い
腐敗していなかった先帝の遺体
猫猫は皇太后の侍女から話を聞く。亡くなった先帝の遺体が1年経っても腐敗していなかったことで皇太后は呪いかと思っていた。
猫猫は皇太后の侍女に、前の後宮に連れて来られる。前の後宮は、使われていないがよく手入れされていた。そして、ある部屋に案内される。

- 独特のにおい
- ホコリだらけで、床は汚れ、壁も少し黄ばんでいる
- 前の皇太后の部屋。先帝が育ち、身罷った場所
前の皇太后と先帝は晩年この部屋で過ごすことが多く、女帝が亡くなった後、あとを追うように先帝も亡くなった。
侍女は皇太后に呪いはないと言ったが、皇太后は「自分が呪った、いなくなればいいと思っていた」と話していた。
猫猫が呪いの根拠はあるのか聞く。
亡くなった先帝の体は1年間霊廟に安置されていたが腐っていなかった
生きていたときと同じ姿で、よくできた人形のようだった。
前の皇太后のときは腐っていたが、それが普通。

先帝の遺体が腐っていないのはおかしいですね
この部屋がある棟は取り壊されるため、皇太后はそれまでに調べてもらいたいそう。
猫猫は皇太后の侍女に「ひとつ頼みがある」と話す。

考察
なぜ皇太后は診療所を作ったのか?
憶測ですが、行き場のなくなった女性を後宮で過ごせるようにするためだと思います。
診療所には、年齢の高い女性がいました(29話)
先帝はロリコンで後宮に幼い女子が集められていたので、年をとって帝から渡りがなくなった女性が多いと思われます。
皇弟は先帝の子なのか?
32話では答えがでていません。
アニメでもありましたが、先帝はロリコンだったので、30歳くらいの皇太后へ渡りをするとは考えにくいです。
皇太后が産んだのは誰の子か、分かるか楽しみです。
なぜ猫猫を呼びだすのに茶会を開いたのか?
猫猫は玉葉妃付きの侍女のため、猫猫が自然に皇太后の元へ来れるようにするため。
上級妃4人を呼ぶ茶会は大がかりな気がしますが、玉葉妃1人を呼ぶと他の妃たちによく思われないでしょうから難しいですね。
皇太后が誰か1人に肩入れすれば、後宮内での争いを起こすことになりそうです。そう思うと、茶会が妥当だったと考えられます。
解決していない謎
- 杏に堕胎剤の作り方を教えたのは誰か
- 皇弟は先帝の子なのか
- 腐敗していなかった先帝の遺体
まとめ
32話は皇太后が先帝を呪ったのか、猫猫に解いて欲しいという内容でした。
- 猫猫と子翠は皇太后が診療所に向かうのを見る
- 診療所は皇太后が作った
- 皇太后から猫猫に先帝の呪いを解いて欲しいと頼まれる
- 先帝が亡くなった体は1年経っても腐敗していなかった
- 猫猫は先帝が晩年過ごした部屋を訪れる
- 水蓮の部屋にあった壬氏のおもちゃ箱から毒である石を見つける
次は先帝の部屋で何が分かるのか、謎も多く残っているので、続きが気になりますね。
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