この記事は、アニメ「薬屋のひとりごと」 34話「怪談」について書かれています。
猫猫は桜花に連れられて、宮女たちが集まる会に行きます。会では怪談を1人ずつ話していくのですが、最後に背筋が凍る出来事が!
記事では話の内容をもっと詳しく、考察や感想を含めて紹介しているので、ぜひお読みください。
おもな出来事
猫猫は水蓮の部屋で、石を見つけた。それは壬氏が昔拾った石で、猫猫は毒だと話した。
次の日、猫猫は先帝の部屋へ行き、床や壁を確かめた。先帝が絵を描いていたか確認するため、仕えていた奴婢を呼んだ。猫猫の問いに奴婢は答えなかったが、何か隠しているのを察する。そして、皇太后に壁紙を外していいか許可を貰い、絵がでてくる。
皇太后は昔のことを回想する。幼くして先帝の手にかかったと思われている皇太后だが、先帝はロリコンであると知っていて近づいた。そして、現皇帝を身ごもり、皇帝の母になった。若い娘にしか話しかけられない先帝は、皇太后に見向きもしない。先帝を許せない皇太后は、閨で毒のある言葉を吐き続け、先帝は心を病み部屋に閉じこもり亡くなった。
壬氏は、絵に描かれているのが皇太后ではないかと話した。しかし、皇太后は知ることを拒み、もう知ることもできないと思った。
今回の登場人物
- 猫猫・・・花街で薬屋をしていた。現在は後宮で働いている。
- 桜花・・・玉葉妃の侍女
- 子翠・・・後宮の下女。人懐っこく虫が好き。
- 紅娘・・・玉葉妃の侍女頭。まじめな性格。
桜花に嵌められた猫猫
猫猫は新しい宮女と親しくなろうとしないのを桜花に怒られ謝ると、反省しているなら付き合うように言われる。

新しい侍女たが翡翠宮にやってくる。名前は白羽、黒羽、赤羽。3姉妹で顔がそっくり。
顔と名前がいまいち覚えられない猫猫。
猫猫は薬の材料がおける物置を使わせてもらい、仕事が終わるとすぐに行ってしまう。新しい宮女たちは猫猫を怪しんでいる。
そして、新しい宮女と仲良くなろうとしない猫猫は、桜花に怒られる。
桜花が仲を取りもとうとしてくれているのを、申し訳なく思った猫猫は謝る。そして、桜花に猫猫は断れない約束を取り付けられた。

猫猫はまんまと桜花の要望をのまされましたね
宮女たちが集まって怪談をする
猫猫は桜花
に連れられてある場所へ行く。そこで怪談を1人ずつ怖い話をしていくのだが、猫猫は1つの話に思うところがあった。
ある建物へ行くと女性が案内する
桜花と猫猫は夜の道を歩いていて、桜花から白い布を渡され、猫猫は頭から被る。
暑くないかと猫猫が言うと、桜花はこれから寒くなると笑っている。
ある建物に辿り着き、桜花が扉を叩くと中から、年齢が上のきれいな女性が現れた。

すごく怪しい雰囲気

持ってきた灯篭は消して、かわりにロウソクに火をつけて灯して手で持つ。
建物は先帝の時代に建てられたもので古い。ある部屋に入ると、頭に布を被った女性たちがいた。
火鉢のまわりを囲むように座り、年齢が上の女性が【13の怪談】を話すと言う。
13 は、西洋において不吉な数字とされている。

猫猫は12人しかいないので不思議に思う。

怖い前ふりですね
怪談を話し終わったら、自分のロウソクの火を消す。猫猫は後宮の噂話の類で、眠そうにしている。
横からつつかれて、猫猫は子翠がいるのに気づく。
亡くなった母子の奇妙な話
7人目の宮女は、自分の村で伝えられている話をする。内容は母子が禁止された森に入り亡くなる話だった。
魂を食べる鬼がでるため、立ち入り禁止の森があった。
村には母子がおり、不作の年で食べ物がなく、子どもは食べ物を求めて禁断の森へ入った。
子どもはたくさん食べ物があったと、茸や木の実を持って帰る。
母親は子どもに口止めしたが村長に知られ、掟を破ったため、周りの人との交流を断たれた。
そして、母子は食べものがあっても、禁断の森へ行けなくなる。
そのあと、村人が母子の家にゆらゆらする光が入るのを見た。
母子が倒れたけれど、呪いを恐れて村人は助けず、近づいたときには子どもが亡くなっていた。
母親「ねえ、いいこと教えてあげる・・・」
母親は亡くなる直前に村人に何か伝えようとしたが、続きを聞くことなく亡くなった。母親の顔は、不気味に笑っていた。
今でも掟を破ると、人魂が家へ入って魂を抜いていくと言われる。
7人目の話が終わると、猫猫はよくある話だと気にしていない。隣になった子翠に何か分かったのか聞かれて、後で話すと返答する。
子翠の横顔に心当たりのある猫猫

子翠が怪談を話す。猫猫は話し終わった子翠の姿に、見たことがあると思う。
子翠の怪談は、お坊さんがある家に泊まらせてもらった話。
若い夫婦が住んでいて、奥さんは部屋や食べ物を用意してくれる。旦那はお坊さんを怪訝な目で見ている。
お坊さんはお礼にお経を唱えた。
しかし、外の音が気になって集中しづらく、「リーン」と虫のような音が聞こえる。その声は奥さんと話している旦那の声だった。

奥さんは何かやると話して、お坊さんの部屋の扉を開ける。その陰は人間とは思えないものだった。
お坊さんは経を唱え続け、女は気づいていない様子。それから何かを食べる音が聞こえ、お坊さんは音が止むまでお経を唱え続けた。
お坊さんが音止んだ頃に夫婦にあいさつせずに外へでると、外に薄い茶色の虫の羽が落ちていた。
猫猫は子翠の話が上手いのに感心し、その姿は違う人のように見えて、横顔に見覚えがある気がしたが分からなかった。

誰なのか気になりますね
怪談をしていると恐ろしいことが起こる
年齢が上の女性が最後に話し始め、猫猫はボッーとしていたが、あることに気づく。
年齢が上の女性が話を始め、猫猫は12人目だけど【13の話】はなんだったかなとぼんやり思っていた。
先帝の時代の話。女帝の命令で、先帝の好みの女性を多くいれるため、後宮を広げた。
先帝は幼い少女たちをおてつきにした。おてつきになった少女たちは後宮の外へでることはできない。
たくさんいた少女の中に、身ごもった娘がいた。先帝に言うも聞き入れてもらえず、後宮から出られなかった。
そして、少女は死ぬ間際に言った。
年齢が上の女性「次はお前たちの番だ」
引用:アニメ「薬屋のひとりごと」34話
猫猫は意識が遠くなりかけたが、危険を察知し目を覚まして、走って窓を開けに行く。
なんと、火鉢の残りの炭から一酸化炭素がでていた!
ぐったりした女官もいて、猫猫は桜花たちと協力して、女官たちを窓際に連れて行く。
年齢が上の女性 「もう少しだったのに」
引用:アニメ「薬屋のひとりごと」34話
猫猫が振り返ると、女性はいなかった。

めちゃくちゃ怖いです
あるものを食べて母子は亡くなった
会がお開きになってから、猫猫は子翠に亡くなった7人目の宮女が亡くなった母子の話の答えを聞かれた。
猫猫は、森に入るのが禁止されていたのは理由があり、母子が身体に害のある茸を食べて亡くなったと答えた。
「禁忌の森」は迷信で、禁止になった謂れがある。
例えば、食べられるものと食べられないものが一緒にある森に、外から来た人間が村を作った場合。
人々は森にある物の知識がなく、食べられないものを食べてしまって、体を壊してしまう。
無闇に収穫しないようにするため、森に入るのは「禁忌」になった。
母子は人目につきにくい夕方に森に入って収穫して、夜家に帰ると何を採ってきたのか分からない。
月夜茸という平茸によく似た茸がある。美味しそうだが、毒があり食べるとお腹を壊す。暗い場所だと光を放つ。
母子が採った茸が夜道で光り出して、村人には人魂に見えたのではと、猫猫は考える。
もしかしたら、母親は「おいしい茸が森にある」と村人に復讐で伝えたかったのかもしれない。

理由のある猫猫らしい推理ですね
紅娘から聞かされた衝撃の事実
猫猫と桜花は翡翠宮へ戻ってきて、紅娘と話し、実は怪談を開いていた女性が去年亡くなっていた。
紅娘は、去年亡くなった女性は先帝のおてつきだったと言う。

怪談を話していたのは、去年亡くなった女性の幽霊⁈
猫猫と桜花は青ざめる。
猫猫はいろんなことがあると思い、【13番目の怪談】にならなくて安心した。
桜花はビビって、猫猫に頼んで一緒の布団で寝る。
考察
怪談を仕切っていた年配の宮女はだれ?
去年亡くなった宮女の幽霊ではないかと思います。
怪談の内容と紅娘の話は、帝の御手つきになった娘の話で一致しているので、幽霊が自分の話をしたと考えられます。
幽霊は非現実的ですが、そう思わざるおえません。
なぜ子翠は怪談に参加していたのか?
猫猫が行くところに、いつもタイミングよくいる子翠。
子翠は怪談でなにが起こるかを知っていて参加したのではないかと考えます。
いつものように猫猫に話しかけている子翠は普通そうでした。
また、会が終わった後に猫猫に話の続きを聞きに来るくらい怪談を怖がっておらず、疑問を解きたい気持ちが勝ったのだと思います。
解決していない謎
- 子翠の横顔を見て、猫猫は見たことがあると思うが、誰なのか?
- 年齢が上の女性は、先帝のおてつきになった女性の幽霊?
まとめ
今回は怪談がメインの話でした。猫猫が怪談の謎を解いたり、桜花が怖がっていたりするのが可愛い会でした。
- 新しい女官3人が来るが、猫猫はあまり関わろうとしない
- 猫猫は桜花の気遣いを無下にしたのを謝る
- 桜花に猫猫は弱みを握られて、怪談を話す会に参加する
- 年齢が上の女性が建物の中を案内してくれる
- 会に参加した12人の宮女たちが順番に怪談を話す
- 猫猫は母子が亡くなった話が、元の話があると気づく
- 12人目に年齢が上の女性が語り、一酸化炭素中毒でみんな倒れそうになる
- 紅娘から怪談を主催していた女性は、去年亡くなったと聞かされる
なかなか怖い内容でした。
今回の話が、今後どうやって繋がるのか楽しみです。
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