この記事は、アニメ「薬屋のひとりごと」36話「華瑞月」について書いています。
前回、猫猫は肩車をしていてバランスを崩し、壬氏の上になって抱き寄せられました。
そこから猫猫は壬氏に詰め寄られてどうなったのか、飛発を打った犯人を捕まえる作戦はどうやって捕まるのかが分かります。
さらに、壬氏は猫猫に自分のことを話そうとして、見どころがたくさんあります。
記事では話の内容をもっと詳しく、考察や感想を含めて紹介しているので、ぜひお読みください。
おもな出来事
猫猫は壬氏の頼みで狩りへ付いていく。この機会に、壬氏は猫猫に大事な話をしようと考えている。
道中、馬車で馬閃からこれから行く子昌の領地、子北州について小言を聞く。
猫猫は頭巾を被る壬氏や高順も賓客としてきているのに、疑問を感じながら過ごす。
宴で壬氏の様子がおかしいのに気づいた猫猫は追いかける。人目が少ないところで壬氏を介抱していると、銃で発砲される。
猫猫は壬氏に抱きかかえられて、滝壺に落ち、滝の裏にたどり着く。天井の穴から出ようと、肩車をされた猫猫はバランスを崩し、壬氏の上にのる体勢になり抱きしめられる。
小説:薬屋のひとりごと、ヒーロー文庫、3巻、18話、19話
漫画:薬屋のひとりごと、スクウェア・エニックス、12巻、62話、63話、64話
漫画:薬屋のひとりごと、小学館、13巻、51話、52話、53話
主な登場人物
- 猫猫・・・花街で薬屋をしていた。現在は後宮で働いている。
- 壬氏・・・宦官。美貌の持ち主で、老若男女問わず惚れられる。後宮で強い権力を持っている。
- 高順・・・壬氏の側近で宦官。まじめで、壬氏の信頼が厚い。
- 馬閃・・・高順の息子。壬氏の乳兄弟。
- 李白・・・武官。若く、出世頭。
- 子昌・・・楼蘭妃の父。高官。国の北側を治めていて、強い権力を持っている。
猫猫は壬氏に迫られてピンチ⁉︎
猫猫は壬氏に押し倒されたが、犬と李白が来て助かる。
猫猫は肩車をされていてバランスを崩し、壬氏の上に乗る体勢になる。意図せず、壬氏の股間あたりに猫猫の手が当たる。
顔に飛んできた蛙を潰したかと思った猫猫。しかし、壬氏の様子から蛙ではない。宦官にはないはずのものがあるのに気づく。
壬氏が自分の正体を話そうとしたが、猫猫は聞いてはいけないと蛙だと言い張る。
しかし、猫猫は壬氏を挑発して押し倒され、猫猫の足に手をかける。

確かめてみるか
そこへ犬が吠える声が聞こえ、猫猫が口笛で呼び、猫猫は助かる。犬を追ってきた李白にも見つけてもらう。
猫猫が考えた犯人を見つける作戦
猫猫は犬に撃たれた場所の匂いを嗅がせて、犯人を見つけさせる。
壬氏は李白の前でも頭巾で顔を隠す。李白は誰か知らず、なぜ一緒なのか尋ねられて、猫猫は誤魔化す。

壬氏は李白に狩りに飛発を持ってきた者はいるか聞き、李白は狩りに向かないため持ってきていないと答える。
壬氏は荷物を確認できないか尋ねるが、招かれたのは高官ばかりで飛発を手元に奥とは考えにくいと李白は話す。
猫猫は犬について李白に尋ねる。
- 笛で呼ぶと来る
- 兎の穴を探したり、逃げた獲物の臭いを追ったりできる
猫猫は壬氏に狙われた場所に戻ってみないかと言う。

猫猫
飛発を撃った人物を特定できるかもしれません
引用:漫画「薬屋のひとりごと」(スクウェア・エニックス)12巻
李白が届けた布に壬氏のメッセージ

宴では馬閃がいなくなった黄泉(壬氏)を心配していた。そこへ李白がやってきて、壬氏が襲われたと分かり探し始める。
黄泉・・・壬氏の偽名
馬閃が戻って来ない壬氏にヤキモキしていると、李白と犬が現れ、破れた布を渡す。

主の衣だ
皆が壬氏の捜索をする。

犬が1人の男に向かって吠え、李白が宥める。
しばらくすると、木に刺さった矢と衣が見つかる。高官だと、矢は一人ずつ自分の矢を作って持ってくる。
矢の持ち主を探すと、「魯袁」という高官が疑われ、やっていないと言う。

矢がすり替えられた可能性もある。滝の近くの森も捜索しよう
すると、犬に吠えられた男が焦った様子でどこかへ行く。それを李白が追いかける。

犯人が動き出しましたね
犯人を捕まえたのは犬
猫猫たちは、男が埋めた飛発を掘り起こしに来たのを見事に捕まえる。
犬に吠えられた男は、土を掘ったなかにあった箱を開ける。そこへ犬が来て吠え、男は驚く。
猫猫が物陰から現れ、男は猫猫の腕に飛発があるのに気づく。すかさず李白が男を捕まえる。
あとから馬閃がやってきて、壬氏にどういうことか聞く。
- 飛発は小さめ、異国の最新の火器、火薬のにおいは残る
- 犬が臭いを嗅いで、飛発の場所を見つけた
- 犬は火薬の匂いが付いた者に吠える
- 犬が火薬の臭いを付けた者を見つけるだけでは、言い逃れされるかもしれないと壬氏が心配する
- 猫猫は決定的な状況を作り出せばいいと話し、あたり一帯を捜索する流れにすれば、犯人は飛発を埋めたところに来るだろう
作戦はうまくいき、犯人を捕まえられた。
馬閃はここまで手の込んだことをしなくても良かったのではと言う。

猫猫
- 人を探すのと、物を探すのでは目線が違う
- 人を探すなら、滝や川の近くになる
- 物なら地中に埋められた可能性も考えて掘り起こす
- 実際犯人は飛発を取り出しに戻ってきた
壬氏が無事に戻ってくると、官吏たちは心配していたとゴマすりをする。
戻ってきた猫猫と壬氏の様子が、少しよそよそしかった。

このあとの2人の様子が気になりますね
壬氏は猫猫に秘密を話す⁉︎
壬氏が部屋にやってきて秘密にしていたことを話そうとした。しかし、猫猫は褒美に気をとられて、それどころではなくなってしまう。
猫猫は夜、部屋で考えごとをする。
猫猫が考えごとを終えると、扉を叩く音が聞こえる。

会うのが気まずい猫猫。扉を閉じたまま、背を向けて壬氏が猫猫に話しかける。
猫猫も扉に背をもたせかけて話す。
猫猫は他の人の心には疎く、なんと言えばいいか悩む。

猫猫
「私にとって、壬氏さまは壬氏さまです」
引用:アニメ「薬屋のひとりごと」36話
壬氏は穏やかな表情をする。
壬氏は扉を少し開けて、猫猫に包みを渡し、自分の正体を話そうとする。

牛黄!!
しかし猫猫が包みに入ったものを見て、興奮してしまう。壬氏の声は耳に届かず、猫猫はお礼を言うと部屋の鍵をかけてしまう。
結局、壬氏は猫猫に話せず、猫猫は牛黄を喜び、壬氏の秘密がバレたら本当の宦官にしてあげようと考えている。

そうじゃないよ。猫猫とツッコみたくなる
宴会中考えている高順

高順は船の上で行われる宴会に参加し、壬氏のことを考えている。そこで重要なことが分かる。
壬氏がいなくなった昼間の事件は、気まぐれとして処理されたが、ある官の一派がいなくなったのを皆知っていた。
疑われた魯袁は、宴でもてなされて楽しそうにしている。
高順は官吏に話しかけられる。
官吏は「壬氏がいないのですね」と言うと、高順は「覆面の御仁がいますから」と話す。今回高順は壬氏の代理として、狩りに参加していた。
黄泉・・・壬氏の偽名
覆面の御仁は、病弱で、顔に残る火傷の痕を隠すために覆面をしている設定になっている。
普段はひきこもっているため、官吏たちは狩りで皇弟に相応しいか見極めようとしていた。
さらに、官吏から「妃で誰か身ごもったか?」と、高順は聞かれ「分からない」と言って席を立つ。
妃が懐妊していることは公にされていない。どの妃がどの性別で身ごもったかで、宮中の勢力図は大きく変わるから。
高順は物思いにふける。

高順
- 壬氏は猫猫に秘密を話せたのか
- この国で「華」の文字をもつのは2人しかいない。皇帝と皇弟のみ
- いつまでも壬氏ではいられない、皇弟「華瑞月」なのだから

壬氏の正体が分かりましたね。猫猫はいつ知るのか気になります
考察
壬氏を襲わせた黒幕は誰?
壬氏を飛発で打った人や関わりがあった人は捕まりました。しかし、裏で指示していた人がいた可能性もあり、誰かは分かっていません。
本当の黒幕は誰なのか、いつ明らかになるのか気になりますね。
壬氏と猫猫の関係は変わる?
壬氏が猫猫に自分の正体を明かせなかったので、まだまだ進展は少ないと考えられます。
猫猫は壬氏に大事なものが付いているのを知って宦官ではないと分かりました。しかし、壬氏が本当は誰なのかまでは知りません。
壬氏と猫猫が滝の裏で2人で過ごしたことで、少し距離が縮まったと思います。
今後、物事に深入りしないようにしている猫猫が壬氏の秘密を知って、2人の仲はどうなるのか展開が楽しみですね。
解決していない謎
- 壬氏を狙った黒幕は誰?
- 飛発が使われたのは、西方の使者が関係している?
- 宮廷が知らないところで、飛発が取引されている?
まとめ
36話は壬氏が猫猫に自分のことを話そうとして、どうなったか分かりました。
- 猫猫は壬氏が宦官ではないと知ったが、知らないフリを押し通した
- 犬と李白が猫猫と壬氏を見つける
- 猫猫たちは飛発を打った犯人を見つける策を考え実行する
- 作戦が成功して犯人は捕まる
- 壬氏が猫猫の部屋を訪れ自分の正体を話そうとしたが、猫猫は牛黄に喜んで聞かなかった
- 高順は壬氏が猫猫に話せたか考え、壬氏の正体について思う
高順が壬氏のことを思う場面で、壬氏の正体が分かりました。猫猫は聞き逃したので、いつになるか気になります。
それにしても、今回も猫猫の推理が冴えていました。今後は飛発や西方の特使たちのことが絡んできそうで楽しみですね!
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